モラルハラスメント・ブログ

モラルハラスメントな夫と壮絶なバトルの末離婚した二児の母のブログ☆モラハラブログリンク集もあります☆

離婚裁判?28~行方不明~

2007年02月09日 23時25分36秒 | 日記
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「マズイことって何ですか?」

「ご主人ね、連絡が取れなくなったのよ・・・」

「ええっ??」

「会社は、休んでるわよね。
で、携帯も繋がらなくて、
通院していた病院にも、入院していないのね。」

「弁護士が?」

不思議と、驚くわけでもなかった。
夫ならやりそうだ、と思った。
人に迷惑を掛けることや、時間に遅れることなど、
全然気にしないタイプの人だから、
きっと「逃げた」のだろうと思った。

「そうそう。先方の先生から連絡あってね。
ほとほと困り果ててたわ。」

「どうなるんですか?」

「うん、まあ、事情もわかんないから、
一生懸命留守電に入れてるって先生は言ってるけどね。
逆の立場なら焦るだろうなぁ。」

「どこで、何をしてるんですかね。」

「まっち~は、心当たりない?」

夫ならどうするだろうか・・・
夫なら・・・
そう思ってはみたものの、
今まで、そのように考えて夫がその通りに動いたことなどなかった。
彼を知っているようで、私は何も彼のことを知らないのかも知れない。

「もしかしたら、家で布団かぶって寝てるかも知れないですね。」

「それ、ありえるよね。」

「うちに、ガンガン荷物送って来てましたから、
荷物減ってせいせいとして、
それで、何もせずにボーッとしてみる、って感じかも。」

「うーん・・・。」

「会社辞めたら、一日中家に居たいって、いつも言ってましたから。
俺は家に居るのが大好きなタイプだからって。
私と住んでいた頃は、家には寄り付きませんでしたけどね。」

「実家の電話番号とか、わかる?」

「もちろん、記憶してますけど、
私が先生通じて、弁護士に電話番号なんて教えたらマズイでしょ。」

「そうだよね。ほんと、やってくれるわ・・・」

「何日ぐらい、連絡取れてないんですか?」

彼に万が一のことがあったら・・・というような、
へんな心配は私は一切しなかった。
淡々としていた。

「うん、一週間ぐらいらしいけどね。」

「もう少し、待ってみるしかないんじゃないですか?
性格的には、留守電を放っておくのは苦痛なタイプですから、
きっと連絡してきますよ。」

「なるほど(笑)」

「かまって欲しくて、変な行動に出ることはありますから、
雲隠れもそのうちの一つでしょう。
一応身辺心配だから、気をつけるようにはしますけど。
とりあえず、半月ぐらい待ちます。」

「まっち~、落ち着いてるね。じゃ、そうしよう。それしかないよね。」

「落ち着いてるというか。
肩掴んで直近で怒鳴られたりすごまれたりしているわけじゃないから、
行方不明ぐらいの嫌がらせはかわいいもんです。」

「そっか、じゃ、また動きがあったら連絡するね。」

「はい、先生よろしくお願いします!」

気丈に振舞ってみたものの、
電話を切って1時間ほど経ってから急に恐怖感が襲ってきた。
私は夕方保育園に子供達を迎えに行き、
その足で子供達を連れてホームセンターに走り、
けたたましく警報の鳴るタイプの防犯装置を、窓の数と玄関の分だけ購入してきた。
当時私と子供達はマンションの1階に居住しており、
比較的人通りも多い場所だったので、用心のために窓に小さな防犯装置をつけてあったが、
それでは心もとないといつも思っていたので、
いい機会とすべて取り替えることにした。

「ママ、どうしたん。それって何?」

けい太が嬉しそうに眺める。
私が電動ドライバーやら接着剤を持ち出して、
ガチャガチャやっているのを目を輝かせて見ている。

「うんうん、ママとこは、男の人居ないからな、
強盗とか、泥棒とか、来たら怖いしな。
けい太がもうちょっと大きかったら、守ってもらうんやけどな。

けい太、
怖い人が来たら、このベルが鳴るからな、
もしベルが鳴ったら、
その人と戦おうとか、何か言おうとか、警察に言おうとか
そんなこと考えずに、
とにかくベルの鳴ってない方向に逃げなさい。
ママが、あんたたちを守るから。」

その夜から私は、枕元に金属バットを置いて眠った。
薬を大量に飲み、狂った夫が、窓を蹴破って入って来たら・・・
そんなシミュレーションを何度も何度も頭の中に描いた。
寝室には、二方向から出入りできるようになっていたので、
いずれの方向から来るかも知れず、
でも逆に逃げる方向が二方向あるわけだから・・・
まずは自分で動けるけい太を叩き起こして、逃げるように言って、
なつみはどうしても私が背負わなければいけない。

「けい太を起こして、なつみを背負って、バットを持って逃げる。」

携帯と財布をいつでも持ち出せるよう、
枕元に置いて寝た。
「夫」であるはずの人の来襲にここまで備えるなんて、
滑稽で笑えてくるほどだったが、
何を考えているのか全く予想のつかない相手に対しては
当然の備えだと思った。

(現に多くの被害者の方が、脱出後、元夫の来襲に怯えて暮らしているし、
不適切かも知れないけれど、同じパターンでの殺人事件も頻繁に起きている。)

半月が経過したころに、ようやく、先生からメールが到着した。

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なつみの懇談会→けい太の参観日→懇談会→なつみ久々に発熱
とバタバタと日々を過ごしていました。
以前なら真夜中でも書いていたのですが、
今はお言葉に甘えて無理せずやってます。
私はおかげさまで至って元気です☆
来週はもちょっと頑張って更新しますね☆

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆみ)
2007-02-10 00:44:32
更新がないので心配してました!
おつかれのないように!
Unknown (わいわい)
2007-02-10 02:35:30
先日、大阪で復縁を迫ったモトダンが、元奥さんを殺害したした事件がありましたね・・・
DV離婚のようでしたが・・・
モトダンは「大人しそうな人」と、周囲の人からは思われていたようですから、日ごろのストレスなどの怒りを元奥さんのぶつけていたのでしょうか??

こういう事件で思うのですが、死ぬなら道づれにせず、一人でしんでほしい・・・
Unknown (へろ)
2007-02-10 09:23:57
そうですね。
死ぬのなら一人で死んでくれたら一番いいのです
自分の奥さんを奴隷扱いして、離婚を要求されたら雲隠れってあほか?って思います

夫婦ってLOSE-WINではなくて 「WIN-WIN」であるべきだと思います。
個人的な意見ですけど・・・
離婚しても・・・ (Unknown)
2007-02-10 20:21:35
先日の報道で『DV離婚した女性の5割が、元夫からのメール・手紙・待ち伏せ経験あり』とありました。

…離婚はまだだけど、警報装置、今から準備しとこうかなあ。
何をしてくるか分からないから、ほんとに恐ろしい。
Unknown (倫子)
2007-02-11 18:48:20
やっぱり防犯には金属バットですか。
現旦那と付き合い始めた当初、元旦那が襲撃予告をしてきたため、現旦那は車に金属バットを積んでいました。
「刺してやる」とか言ってたらしいですから。
(あ、これ、今度の調停で話してこよう。)
Unknown (hiromi)
2007-02-11 22:26:24
私も実家から家出して、一人暮らしを始めたときに、弟が殺しに来るかも知れないと、脅えた日々がありました。

モラは被害者を痛めつけるのに躊躇しないですから、恐ろしかったです。

そのときは、殺しには来なかったけど、部屋から時計と、ゲーム機が盗まれました。

物やお金を取られることが日常的になっていたので、おどろきも、怒りも感じなかった。

心が死んでいました。
私もやります!!! (バニママ)
2007-02-12 10:17:12
はじめまして。今月から離婚調停を始めるバニママです。9歳の娘と猫をかかえておたく・モラハラ&制服好き・インターネット依存・アダルト画像動画収集癖もろもろのある夫と戦います。今は神経症という病名がつく状態で身体はぼろぼろですが、昔培ったパソコンテクを使って資料を作り挑みます。
モラハラとは怖いものですね。未だにフラッシュバックして無視され、一生懸命に馬鹿亭主に媚びていた自分を思い出して泣いて起きてしまいます。似たような風貌の男を見ると脅えます。ただ、こんな幼稚な男に一生振り回されたくないので頑張ります。どうかmachimachiさんもお体にだけは気をつけて新しい道を歩いてくださいね。machimachi
はじめまして (garana)
2007-02-12 11:10:14
どうも はじめまして。
防衛には近年はスタンガンと催涙スプレーと携帯できる防犯ブザーですね。バットは返って危ないかと思います。とりあえず気絶させるか目潰しして逃げるように。近所の派出所にも届けは出しておくこと。
そうすればイチイチパニくってから説明しなくてもいいので。町の人みんなで護らないとダメだと思いますが、誰の中にもあるモラハラですから。難しいですね。大阪で近所なら私も行ってあげたいです。頑張ってください。自分の中の恐怖と戦って貴方が勝つことを心から祈ります。
Unknown (すー)
2007-02-13 07:30:26
私は枕の下にサバイバルナイフを隠して寝てました。

いつでも逃げ出せる様に洋服は来たままです。

その習慣は脱出しても抜けず、ナイフを隠し持つ事はありませんでしたが、服を着たまま寝る事は中々なおりませんでした。

それは私より子供の方が酷かったです。

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