情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

学習指導要領

2006年05月13日 | 大学
今日は大学での4回目の講義です。

「学習指導要領」ということで、自分が担当する教科や科目にて、「どのような内容を」「どのような方法で」「どのような点に注意して」指導するのかを調べて発表してもらいました。

毎時間簡単なプレゼンと質問を義務づけているせいか、どの学生も少しずつ要領を得てきており、今日の発表や質問の応酬は、成長を伺えるなかなかのものでした。

話しは全く変わりますが、私は、指導案を書く上でも、私の担当の「工業」「情報」について自分の教科の「指導要領解説」は必ず購入しなさい、と指導しています。「情報」の指導要領解説はK出版で税抜き90円、それに対して「工業」の指導要領解説はJ出版で何と税抜き1200円となっており、私自身もあまりの値段の差にびっくりしてしまいました。

確かに工業は「専門教科」ですし、科目も多いからかもしれませんが、厚さも「情報」の倍程度しかありません。同じ文科省の「指導要領解説」ならば、ちょっとこの差はいかがなものか、とも感じます。(ちなみに「情報」は専門教科「情報」も含まれています)
一般的な本ならば1200円は「普通の」値段ですが、どうも「文科省」=「安く売っている」というイメージが先行していたせいか、驚いてしまいました。決して「じゃあ『情報』を値上げして」というわけではありませんが、すでに購入した学生もあまりにも値段の差があることに「なんで?」と困惑して購入したそうです。

もちろん、出版社には出版社の諸事情がおありでしょうから、決して非難するわけではありませんが、一般人の感覚としての「合理的な価格差」を意識していただけたらこんな思いはしなくてもいいのかな、と思ったりしております。
後から調べましたが、「山形県教科書供給所」のページで値段の一覧がわかるようですね。結構価格差があり、さらにびっくりしました。(「情報」だけ「破格」なんでしょうかね・・・)