情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

教育実習予定の学生が来校

2006年04月18日 | 授業
6月に教育実習で来校する予定の学生(本校卒業生)が二人、予備実習とアシスタントを兼ねて来校してくれました。

二人とも私が赴任した時に入学した生徒で、当時は私は数学を教えておりました。部活動や同好会などでずいぶんと顔をあわせたメンバーでもあります。今日は、生徒の様子や学校のシステム下見等をしながら、生徒へのフォローもしてくれました。

授業は1回目のオリエンテーションや2回目のPCの使い方の授業だったので、フォローしてくれる人数が多いとさすがに生徒への対応も随分といきわたるようになります。最近は中学校で必修化が進んでいるとはいえ、ログオンやログオフ、パスワードのあたりですと、どうしても中学校では十分に指導が行き届いてない点も見受けられるため、丁度このあたりの授業が一番生徒へのフォローが必要になるわけです。

さすがに「百戦錬磨」の学生だけあり、すぐに慣れてツボをつかんでくれるようになりました。

いろいろなメディアで「教師の数が足りない」とか「他県へPR活動」とか聞こえてきますが、教科「情報」に関してはまだまだ「冬の時代」です。少なくとも「情報」の免許だけでは東京都では受験資格すらありませんから、当然、優秀な人材も他の企業などに流れていくのでしょう。彼らも免許とってすぐに情報の教員になれない(「情報」の免許しか取れない)訳ですので私にとっても心苦しい限りですが、少なくとも、本校に実習にくる限りは、本校で指導を受けた学生としてどこに出しても恥ずかしくないよう、責任をもって手厚い指導を施す所存です。