日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

自治会の防災機能

2014年03月03日 | 日記
西洗自治会には防犯防災部、西洗家庭防災員の会、西洗火消しの会がありますが、これらの組織が消防署や消防団のように日限山4丁目の住民の通報に応じて出動して、消火、救出、救命に当たるかというとできません。

事件がおこったとき、自分や自分の家庭、自分の近所の消火、救出、救命はやるでしょう。
大災害のあと、自分や自分の家庭、自分の近所の消火、救出、救命が一段落したら避難所に行って防犯防災部員として、あるいは防災ボランティアとして活動はするでしょう。

しかし自分や自分の家庭、自分の近所のことはさておいて住民のために消火、救出、救命にかけつけることはしないでしょう。
それではこれらの組織は何を仕事にしているかというと住民の防災力を上げることを仕事にしています。

防犯防災部は住民に防災訓練を行い、初期消火、三角巾の使い方、心肺蘇生法などを教えていますが、住民の防災力を上げるためです。
また全部で7基の初期消火箱を町に設置し、道路上の消火栓を使って住民が火を消したり、延焼を防いだりすることができるようにしましたが、これも住民の防災力を上げるためです。
事件がおこったとき、別に防犯防災部員が現場にかけつけて消火、救出、救命をする訳ではありません。

西洗家庭防災員の会は、会員が家庭防災の知識を持ち、自分や自分の家庭の防災力を上げること、自治会の防災活動に協力して指導員として住民の防災力を上げることなどが目的です。
事件がおこったとき現場にかけつけ、消火、救出、救命をする訳ではありません。

西洗火消しの会は、消火栓を使った消火訓練を受けていますが、事件がおこったとき現場にかけつけて近くの消火栓を使って消火に当たることを仕事にしてはいません。
西洗家庭防災員の会と同様、会員が初期消火の知識を持ち、自分や自分の家庭、自分の近所の防災力を上げること、自治会の防災活動に協力して指導員として住民の防災力を上げることなどが目的です。

これらの組織が消防署や消防団の機能を持つということになりますと、住民からの通報を受けつける仕組み、すぐ出動する体制、消防が常備しているような資機材を持ち、保管する施設をつくらなければなりません。
自治会でそこまではむずかしいでしょう。
通常は港南区の消防署や消防団が機能しています。
自治会の防災組織は住民の防災力向上に役立てば立派なものだと思います。

町の防災力を上げるには、住民が全員家庭防災や消火栓を使った初期消火の知識を持つことが重要と思います。
防災資機材を取り扱える人を増やすことも重要です。

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