日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

庭なし狭小住宅はすでに社会問題になっている

2013年03月08日 | 日記
日限山4丁目において(株)ホーク・ワンは宅地を2分割し、125㎡、および125㎡ちょっとの宅地とし、建売2棟を建設する計画を進めています。
このような建売について合法であるからいい、若い人のためになるからいいなどの考えもありますが、多くの町で問題になっているようです。

次に(財)国土技術研究センターのホームページに掲載されている調査研究報告の要旨をご紹介します。

1. 軒や壁面が近接しているので火事のとき延焼しやすい。
2. 日照、通風の悪いものが多い。
3. 住環境が悪化し、周辺の地価を引き下げる。
4. 町の景観が悪くなる。景観法が制定され、国を挙げて町の景観を改善しようとしてい る時代の流れに逆行している。
5. 良好な社会的資産とは言えない。負の遺産である。
6. 人口減少、世帯減少時代に増えているのは異様。
7. いったん宅地が細分化されると、その統合、共同化は絶望的である。

そのほか、福祉関係者からは家の中での子供や老人の事故発生率が高くなることが指摘されています。
狭苦しいですからぶつかったり、転んだり、階段から落ちるということでしょう。
バリアーフリーにならないことも原因です。
車椅子が使えない、介護がやりにくい、担架が通らないなどの問題も指摘されています。

日限山4丁目におけるホーク・ワンの宅地細分化計画は、すでに指摘したように第二の経営理念である社会満足度経営にもとると思います。
その上、第一の経営理念としてあげている顧客満足度経営についても、長く住んでいると顧客が満足しないという本質的な問題がありそうです。

ホーク・ワンは自社の信用のために宅地細分化計画を中止し、時代の流れに沿った健全建売業者に脱皮されることを祈ります。

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