声帯のアンチエイジング

2024年06月30日 10時22分10秒 | オペラに挑戦
座間市の文化事業として昨夕「耳鼻科医から学ぶ音楽と医学」という講演があり、今更得るものはないかもしれないが、一つでも二つでも参考になればと思って、聴きにいった。
講師は実際に耳鼻咽喉科で医師をされてる竹田数章いう医師、この方音楽一般、楽器の趣味もなかなかな方で、講演の最後に雅楽で使う横笛なのかな、演奏してくれました。(予定には無かったが、ある事情が発覚して)
話は先生の専門性が広くて深過ぎるんでしょうね、1.5時間ではかえって中途半端になったかなの印象だったが、面白く聞いたのは
 ・ 声の原動力は呼吸の呼気。声帯でその空気を振動させる。
    (振動した空気を口腔、舌、歯の形を変えて音色を付ける。)
 ・ しかし、肺の筋肉には膨らませる、縮める能力は無い。
 ・ 肺という風船を広げるしかない。
 ・ 広げるために周りの膜(いろんなところにある)を変化させるしかない。
 ・ 一番効率良く広げるのは横隔膜。
 ・ 肺に一杯空気をいれたいなら、「吸う意識」じゃなく、
   横隔膜を下げる意識で が大事。
 ・ 空気の取り込み口は 口より鼻が効率的。
 ・ 横隔膜の緊張を解放すると、空気は一瞬で出てしまう。
 ・ だから 横隔膜の緊張を保つ訓練をすること。ロングトーン30秒。

声楽で使う体の機能としてはわかったような。 普段歌先生がしつこく言ってることにちゃんと通じてる。
「吸う意識」じゃなく、横隔膜を下げる意識=お腹が前に突き出る やはりこれをキチンと体現して歌うことと再認識した。こうすると口開けなくても肺は瞬時に満タンになるものですね。
既に自分の物になってる「悪癖」を矯正できるかどうかだな。
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