AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

コードの継続性

2017年01月26日 07時08分14秒 | Weblog
しかしまあ、64bit版accdb、直し直ししながらでも何とか使えるようになった。考えてみると「すごいな!」と思う。Office97で開発し始めたのが2000年だった。それからもう16年経った。未だに使えるのだから。

販売管理プログラムを作成する時、一番継続性があるのはサーバーサイドスクリプトでクライアントをブラウザにするタイプかと思っていた。この形だととても作る自信がなかったので、あきらめたのだが、結局のところこの形もさして継続性は期待できなかったと思う。標準ブラウザがころころ変わって、とても16年継続して使うのは無理だったろう。
2000年当時はIEが一番メジャーで、当時のバージョンのIEは今、全く使われないし、サポートもされない。
これから作るにしてもサーバーサイドスクリプトの継続性は短いか、常にメンテナンスしなければならないと思う。

もう一つの候補は、VisualBasicだった。VBもOffice同様、Microsoftが絶対にサポートする環境のはずだったのだが、やはりこの16年の間に.NETに移行した。当時、VBでは伝票の印刷に別途OCXを購入しなければうまくいきそうになかった。自腹でOCXの購入は負担が大きかったので、この形も採用できなかった。今、考えると、VBにしなくて本当に良かったと思う。.NETに移行するということは全部作り直すことだから。
VBは結局exeファイルが実行できさえすればよいのだろうが、exeファイルならWindows10でも動作するだろう。一方、OfficeのVBAはユーザーが自分で作成して使うのが普通なので、VBAコードとしてサポートしなければならないところが、継続性の差になっていると思う。

結局、一番安上がりで、書くコードの量が少ないOffice VBAが一番、継続性があった。よく似たVBのような.NETへの大幅な変更といったようなことはなかった。mdbからaccdbに移行する時はレポートに何だか変な線が1本入っただけで、移行にそんなに苦労した記憶がない。今回64bit版に移行するのに苦労しているところだが、とりあえず多少直せば動くわけで、2000年当時に書いたコードがそのまま使える。
コメント
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