prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「フェーズⅣ」

2018年07月23日 | 映画
「八十日間世界一周」「栄光への脱出」「スパルタカス」それから数々のヒッチコック作品などの名タイトルデザイナー、ソウル・バスの唯一の監督作品。

蟻が集団として知能を持ち(集団知、なんてコトバがありましたね)世界征服に乗り出す、という荒唐無稽な内容なのだが、演出タッチは記録映画調と本業のグラフィックな画面構成のセンスが同居した真面目調。
さすがに随所に斬新な映像は見られる。

オープニングは記録映画そのまんまの蟻の接写映像が続き、その後も蟻に関しては実写が主になる。火や薬品、電気で蟻をおそらく本当に殺すところもかなりあるので、今だと文句が来るのではないか。

男の科学者二人に農場から辛うじて蟻の襲撃から逃れてきた美女二人という極端に少ない登場人物の構成で、正直人間の出番はダレる。
その美女というのがピーター・セラーズ夫人で「さすらいの航海」などでも注目されたが早世したリン・フレデリック。この頃は二十歳でまだほっぺたが丸く幼な顔が残っている。

蟻たちが抽象的な彫刻のような蟻塚を作り、それで太陽光線を集中させて人間たちが籠っている基地の温度を上げ、コンピューターの誤作動を引き起こすなどやたら凝った戦略をとる。
この後も落とし穴に落とし込んだり、無機質で残忍な手口で人間を翻弄するあたり、作り手の視点が人間側よりはそれを超えたところにいっている感。

ホームページ

フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック [DVD]
監督 ソウル・バス
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
コメント

7月22日(日)のつぶやき

2018年07月23日 | Weblog
コメント

「フルスタリョフ、車を!」

2018年07月22日 | 映画
アレクセイ・ゲルマン監督作とすると「神々のたそがれ」に先立つこと15年前の作品だが、異様なカオスっぷりととわけのわからないパワーは一緒。

画面のフレームいっぱいに、さらには奥にもびっしり詰め込まれた人間たちがとりとめのないことを話し、意味の分からない動作を繰り返す。

白黒映像が混沌とした中にひとつの統一感を与え、絶えず響くノイズのまたひとつの塊のように聞こえてくる。

わけがわからないし二時間半近いので眠くなりそうなのだが、不思議と引き付けられて最後まで見せられる。「神々のたそがれ」である程度慣れたせいもあるだろう。

ロシア的、と言っただけでは何も言っていないのと同じだが、とりあえずそうとでもいいようがない。スターリン時代の話、といってもどこがそれらしいのかというとっかかりすら正直見当がつかない。

フルスタリョフ、車を! [DVD]
クリエーター情報なし
IVC,Ltd.(VC)(D)
コメント

7月21日(土)のつぶやき

2018年07月22日 | Weblog
コメント

「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」

2018年07月21日 | 映画
「ウォレスとグルミット」で名を上げたアードマンの長編新作。
先立つ長編「チキンラン」は「大脱走」の元ネタになった脱走計画、今回は原始人の話かと思うとなんとサッカーの話になる。
こじつけじみるが、どれもイギリス的なモチーフという点で共通している。

キャラクターデザインがどれも例の歯を剥き出しにした顔というのはちょっとキツい。

専門的なことはわからないが、ストップモーション・アニメーションもデジタル技術と組み合わせることでずいぶんスケールや緻密さが増した感がある一方、CGアニメとの差別化が難しくなった感はある。

「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」 公式ホームページ

「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」 - 映画.com

ホームページ
コメント

7月20日(金)のつぶやき その2

2018年07月21日 | Weblog
コメント

7月20日(金)のつぶやき その1

2018年07月21日 | Weblog
コメント

「ジェイソンX 13日の金曜日」

2018年07月20日 | 映画
ジェイソン、なんと宇宙に行くの巻。

ジェイソンを悪用しようとした科学者(リーダーを演っているのが、なんとデヴィッド・クローネンバーグ)たちが案の定返り討ちにあい、ジェイソンが生き残りの女性科学者と一緒に冷凍され未来の宇宙船で蘇生して、まったくこれまでと同じように乗組員を殺して回る。

もうこの段階で開き直ってか思い切り荒唐無稽なモード。
ぬけぬけと「エイリアン」の密室と化した宇宙船、「エイリアン2」のバトル・アクションにアンドロイドといった趣向を再生し、ジョン・ウーばりの二丁拳銃の銃撃戦まで入ってくる。

制作費は一作目に比べてずいぶん増えた(55万ドル→1000万ドル)けれど、興収はむしろ反比例している(5800万ドル→1300万ドル)。

「ジェイソンX 13日の金曜日」 - 映画.com

ホームページ

ジェイソンX デラックス版 [DVD]
クリエーター情報なし
パイオニアLDC
コメント

7月19日(木)のつぶやき

2018年07月20日 | Weblog
コメント

「女ガンマン 皆殺しのメロディ」

2018年07月19日 | 映画
劇場未公開でテレビで初放映された時はかなり詳しく好事家が紹介した異色ウェスタン。

ウェスタンで女主人公というとフェミニズム的な観点からアメリカ的マッチョイムズを見直すといった作りが今では普通だが、これはそれ以前のお色気路線に則りながら案外色物めいた怪しさは薄い。

ストーリーそのものは今でいうレイプリベンジもので、どれだけどろどろした陰惨なものになってもおかしくないところを、良くも悪くも(悪くもいうことはないか)そうならないのはラクェル・ウエルチのいかにもフィクション世界の住人といった柄ゆえということになるか。

セクシーだけれど何か悪い意味でなくいかにも映画的な作り物っぽさで五体を固めたみたいでじとつかない。

夫を殺されレイプされ家を焼かれるという最悪の状況でもポンチョいっちょでいるお色気サービスの方に目がいってしまうだね。

敵役の三人組がアーネスト・ボーグナイン、ジャック・イーラム、ストローサー・マーティンといった好きな人だったら悶絶しそうな組み合わせ。
この三人が逃げ回る間もしょっちゅうケンカしているあたり、かなりコミカルで監督のバート・ケネディがコメディウエスタンといった路線を牽引してきた事実を思い出させる。

師匠役と男女関係になってもおかしくないのがそうならず、夫の仇討ちのはずがいつの間にか師匠の仇討ちにすり替わってしまうのが娯楽作品としてさっぱりしている。

ウエスタンで海が出てくるのはちょっと珍しいのではないか。それが文字通り潤いになっている面もある。

復讐のための訓練を丹念に描いているのが楽しい。
投げナイフと拳銃の対決を分解画像みたいな処理で描いて、ほんのちょっとの差で勝敗が分かれたのを見せるなどディテールが凝っている。

女ガンマン 皆殺しのメロディ [DVD]
主演 ラウェル・ウェルチ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
コメント

7月18日(水)のつぶやき その2

2018年07月19日 | Weblog
光州事件二本立て。
コメント

7月18日(水)のつぶやき その1

2018年07月19日 | Weblog
コメント

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」

2018年07月18日 | 映画
オールデン・エアエンライクの新ハン・ソロがやや不利なのは、もとのハリソン・フォードのハン・ソロと年齢が近いので違和感がどうしても出てしまうこと。エピソードⅣの時のハリソン・フォードは35歳、オールデン・エアエンライクは29歳とそれほど変わらない。
ムリに似せようとしてない割りに似ているといえば似ているのが微妙。

ランド・カルリシアンが「帝国の逆襲」で登場した時に裏切り御免的なふるまいが「隠し砦の三悪人」の藤田進みたいと言われたものだが、(C-3POとR2-D2が「隠し砦」の千秋実と藤原釜足から取られたのは有名)、ここでは帝国の圧制と危ない武装勢力、無法者相手に裏切り沙汰がかなり頻繁に起きる。ヒロインが一番裏表があるという趣向はおもしろいけれど、展開とするとやや軽い。

「大列車強盗」以来の列車もののアクションを取り入れて、水平に走るだけでなく斜めにして走るという工夫はなかなか。ただ、遊園地のライドとそれほど違いはないのではないかという気もする。スター・ウォーズ・パークにあわよくば取り入れるつもりだったか。

ポーカーみたいなカードゲームをやるのに、わざと相手の名前を間違えて呼んで怒らせるのは「スティング」で見た手だ。

細かいところの省略法の効かせ方がさりげなく上手い。
(☆☆☆★)

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」 公式ホームページ

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」 - 映画.com

ホームページ
コメント

7月17日(火)のつぶやき

2018年07月18日 | Weblog
コメント

「アメリカン・ギャングスター」

2018年07月17日 | 映画
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウがそれぞれ麻薬取引の大物と麻薬捜査官に扮するが、出番がそれぞれ平行してかなり大詰めまで顔を合わさないのは「ヒート」ばり。

ただし、いったん顔合わせてしてからの展開が互いにある意味疎外されていた同士が化学反応を起こしたように実話ネタだからと言われないと振り落とされるようなあれよあれよという調子で悪いことをしていた連中が雪崩をうったように捕まる。
善悪が対立するより妙に手を携えてより悪い相手を捕まえる方に動くのはアメリカらしいプラグマティズムだし、昔の映画のグッド・バッド・マン(良い悪人、改心した悪人)キャラを思わせたりする。

麻薬組織の中にも人種問題が横たわっている、というか、差別があるから犯罪に向かうという面もあるあたりが自然に入ってくる。

「アメリカン・ギャングスター」 - 映画.com

ホームページ
コメント