prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「パラサイト 半地下の家族」(二度目)

2020年03月30日 | 映画
二度見て気づいたこと。

〇 家政婦が大食いというセリフの伏線。

〇 家政婦が戻ってきた時に監視カメラのケーブルを切っておいたというセリフがクライマックスで効いている。

〇 金持ち一家の男の子が描いた絵を見て、美術学生になりすました貧乏娘がネット情報から半ばでまかせで画の右下あたりをスキゾ(統合失調症)領域だとか言うのだが、絵の感じからも男の子の振る舞いからも意外と当たっている感じ。

〇 男の子は特に前半ほとんど口をきかない。話すのは母親よりもっぱら父親というのは珍しい。アメリカインディアン(あえてこう書く)の真似をしたり、かなりの変わり者。一種、ボーダー上にいる感あり。

〇 カブスカウト(ボーイスカウトの日本では小学3年から5年にあたる、韓国ではどうなのか)に参加している設定だからアウトドア活動はしているわけだが、韓国ではボーイスカウトは日本を介して伝わった、金持ちのエリートのものらしい。モールス信号はスカウトで覚えたわけだが、それを知っている貧乏一家の父子は一時期羽振りが良かったわけだろう。

〇 スカウトは被差別民であるインディアン発祥らしいが、スカウトを介してエリート階層のものになったねじれ。






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