prisoner's BLOG

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「影に抱かれて眠れ」

2019年09月19日 | 映画

画家が主人公のハードボイルドというのも珍しい。
ハードボイルドと決めつけることもないかもしれないが、北方謙三原作だし、可愛がっている若者が惚れた女の子を売春から脚抜けさせようとしたところから横浜で張り合っている二つの勢力の争いに巻き込まれる話だし、画のトーンや主演の加藤雅也(画家で二軒の飲み屋を経営していて女にモテモテで腕っぷしも強いという冗談みたいなキャラクター)の佇まい、クレイジーケンバンドの主題歌などもそれっぽい。

実のところ、複数の女絡みのエピソードがあまり有機的に交錯するでもなく、昨今の暴力団事情も影響してドンパチもない。素人の方が警察や人権団体や世間はこっちの味方だと居直ると暴力団の方もその場は引き下げるしかないという体たらく。となると暴力描写を見せ場にするには中途半端になるし、描写の細部のコクで見せるわけにもいかない。

作中の画の担当は佐伯京子とエンドタイトルに出る。ヒロインの一人がこの画の中に私がいると言うのだが、こういうセリフにふさわしい画を具体的に提示するのは難しい。そう言われるとそう思えるくらいで、ヒロインの背中に彫られる刺青というのもなんかピンと来ない。

出てくる女優さんたちがみんな綺麗なのだけれど、余貴美子以外はどれもあまり変わらなく見えて単調。

音楽が時々ピアソラみたいになる。





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