prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「独裁者と小さな孫」

2017年02月22日 | 映画
いかに権力を失った落魄の身になり、可愛い何の罪のない孫を連れているといっても、過去に侵した弾圧と虐殺に対する人々の恨みは失われず、ずうっと突きまわされる。

かなりぎりぎりのところで同情を覚えるのを断ち切るように元独裁者が何をしてきたかを思い出させる繰り返しで、自業自得だという感じが終始抜けない一方、復讐のリンチが行われそうになるとそれやったら暴力と報復の繰り返しになるだけだとわかっているわけで、なんとかならないかと嘆息する。

特に孫までリンチしそうになると、それは許されないことだと絶えずブレーキとして見ているこちらに打ちこまれてくる。

ただ実際の独裁者は権力を近親者に移譲するわけで、ここでは可愛い孫がまた独裁者になる可能性はあるのも頭に置く必要はあるかなと思った。

独裁者と小さな孫 公式ホームページ

独裁者と小さな孫|映画情報のぴあ映画生活

映画『独裁者と小さな孫』 - シネマトゥデイ



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