prisoner's BLOG

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「FAKE」

2017年07月25日 | 映画
NHKに取り上げられ聴覚障害を持ちながら作曲する「奇跡の作曲家」として取り上げられもて囃された佐村河内守が週刊誌でゴーストライターの存在と聴覚障害を嘘と書き立てられていっぺんにバッシングの対象になり、しばらくしてから改めてその生活を撮ったドキュメンタリー。

豆乳をやたら大きなカップからぐびぐひ飲んだり、年がら年中ケーキを食べたりと佐村河内氏のキャラがまず濃い。傍らにいる犬のキャラクターがまたなんともいえず味がある。

放映後のインタビューで夫人がNHKの特集でもバッシング記事でもまったく取り上げていなかったと森達也監督が語っていたのだが、実際もっぱら手話を通じて外部とコミュニケーションしているのは夫人なのははっきりしているのだから、メディアが意識的にか無意識的にかオミットしているのははっきりしている。
実際こういつもぴったり一緒によりそっている人をないことにしてしまうというのは、報道の方も一種のFAKEなのだと受け手の方も心得ておく必要があるということだろう。

あと最近の聴覚障害者を扱ったドキュメンタリー「きらめく拍手の音」を見ていて思ったが、単純に健常者から聴覚を差し引いたのが聴覚障碍者というわけではなく、制限のある聴覚情報と手話の情報とを組み合わせたまた別の感覚世界を持っているのではないかという気がしていたが同じことが言えて、耳が聞こえないから音楽がわからないというのは単純すぎると思えた。

何より肝腎の作曲する場面を撮っただけで大きく世間的な価値判断の基準を変えた。
ただ、作曲した曲を売ってもいいという会社はないとのこと。

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1 コメント

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Unknown (ワイグラ)
2017-07-26 21:30:52
姫路文学館でFAKEの上映があり、映画終わってから トークのあと 質問コーナーがあり、ある観客が質問しました。
「終盤の曲は、やっぱりあれば佐村河内さんが作曲したんでしょうか?」
森達也さんは、
「断言します。あれは佐村河内が作った曲です。専門家に聴かせたら、和声がおかしいとか、駄作だといいます。逆にだから リアルなんだ。」
という感じのことを話してくれました。
実際、映画を観た音楽の専門家の佐村河内氏の評価は辛辣です。
「箸にも棒にもかからない。」
「プロを雇った判断は正解」等々
森達也監督は佐村河内氏の音楽が稚拙だと知った上であの演出をしたわけです。森達也監督にとって、音楽自体はどうでもいいことなのでしょう。森監督にとって大切なのは、「自分の映画」だと思います。

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