prisoner's BLOG

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「孫文の義士団」

2011年05月03日 | 映画
一時間にも及ぶクライマックス、アクションも豊富だがえんえんとアクションだけでつなぐのではなく、孫文が会議に参加する前後一時間をいくつかのブロックに割り、影武者が孫文の母のところに寄っていかにもそこに孫文がいるかのように見せかけて十五分稼ぐ、その十五分を義士の一人が戦い続けてなんとかもたせる、といった具合にスケジューリングが細かく立てられていて飽きさせない。

一人また一人と義士が倒れていくところに名前と生年没年が出る(確か下は16歳から上でも36歳だ)のが実録映画風でもあり、その寿命の短さが痛ましくもある。

立ち回りはしばしば刃物が本格的に使われ、容赦なく人を突き、また切り裂くのが通常のカンフーアクションより凶悪な印象。

大詰めで人力車が階段を転げ落ちていくのと、壊れたメガネのアップは「戦艦ポチョムキン」(1925)のオデッサの階段の引用だろう。
ロシア「革命」の栄光を無邪気に(製作の舞台裏ではそうでもなかったのだが)謳いあげられた「ポチョムキン」が作られた時代とは違って、「革命」を現政権の権威付けに使わなくなくてはならないのがバレている今の中国にあっては、かなり「革命」の意味も変わってきているだろう。
ここでは孫文の口を借りて、革命を単純に虐げられている者を救う行為でなく、「文明の痛み」と言わせている。
(☆☆☆★★★)


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