悪玉が外国から連れてきた助っ人たちが梶原一騎の格闘技オリンピック的なにぎにぎしさ。
沖縄空手が三人、柔道が一人と日本がやはり一番多く(沖縄は日本扱いです、名前も二谷太郎とか長谷川とかまったく日本式)、韓国からテコンドー、チベットからラマ武術、インドからヨガ、といった具合のごった煮状態。それぞれそれらしい格好にしたつもりで全部変。
ラマ僧が気孔で体を強化したり、ヨガが逆立ちして戦ったり(それは梶原版カポエラだろう)といった個性のつけ方もやたらわかりやすいし、空手のボスが牙を生やしているというのもわかりやすい。
主人公が片腕を失うというのも空手の手刀に腕を切り落とされる(!)というものすごさ、しかも試合は主人公がいなくなってもえんえんと続き、忘れたころにまた現れるという調子。
秘薬で残された手を鋼鉄のように鍛え上げるのはいいけれど、せめて秘薬に漬けてから火で炙るというのならともかく、素のままの手を炎に突っ込むのだからムチャクチャで笑ってしまう。それを刀を鍛えるのと同じ要領でトンカントンカン槌で叩き、そのたびにジミー先生がおもしろい顔で悶絶するのも爆笑もの。
柔道場に殴りこんだところでやられたジミー先生がすうっとフィルム逆回転でキョンシーのごとく立ち上がるのが笑わせる。
音楽が堂々とアイザック・ヘイズの「黒いジャガー」を使っているので著作権どうなってるのと思わせる。そういえば「男たちの挽歌」でもピーター・ガブリエルの「バーディ」の曲を使っていたが、欧米でもあのままの版で出したのだろうか。
本ホームページ
片腕ドラゴン@ぴあ映画生活
沖縄空手が三人、柔道が一人と日本がやはり一番多く(沖縄は日本扱いです、名前も二谷太郎とか長谷川とかまったく日本式)、韓国からテコンドー、チベットからラマ武術、インドからヨガ、といった具合のごった煮状態。それぞれそれらしい格好にしたつもりで全部変。
ラマ僧が気孔で体を強化したり、ヨガが逆立ちして戦ったり(それは梶原版カポエラだろう)といった個性のつけ方もやたらわかりやすいし、空手のボスが牙を生やしているというのもわかりやすい。
主人公が片腕を失うというのも空手の手刀に腕を切り落とされる(!)というものすごさ、しかも試合は主人公がいなくなってもえんえんと続き、忘れたころにまた現れるという調子。
秘薬で残された手を鋼鉄のように鍛え上げるのはいいけれど、せめて秘薬に漬けてから火で炙るというのならともかく、素のままの手を炎に突っ込むのだからムチャクチャで笑ってしまう。それを刀を鍛えるのと同じ要領でトンカントンカン槌で叩き、そのたびにジミー先生がおもしろい顔で悶絶するのも爆笑もの。
柔道場に殴りこんだところでやられたジミー先生がすうっとフィルム逆回転でキョンシーのごとく立ち上がるのが笑わせる。
音楽が堂々とアイザック・ヘイズの「黒いジャガー」を使っているので著作権どうなってるのと思わせる。そういえば「男たちの挽歌」でもピーター・ガブリエルの「バーディ」の曲を使っていたが、欧米でもあのままの版で出したのだろうか。
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