prisoner's BLOG

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「空の青さを知る人よ」

2019年11月18日 | 映画
同じ人間で、プロのミュージシャンになる夢を持つ高校生の時と、実際にプロになったが演歌歌手のバックでくすぶっている30歳になった時との両方が同時に存在している、という設定は夢と現実との衝突というハードなテーマに発展しそうだが、直接二人?が顔を合わせるのはほとんど終盤で、ほとんど彼と両想いになりかけたまま宙ぶらりんになっている女性の、そのまた妹の目を通して描かれる。

昔の恋が再燃するのとを直接描くのではなく、いつも平静でいたように見えた姉が実際にはさまざまな葛藤や努力を経てきたこと妹がわかる描写で挟み込むようにして描いているのが考えてみるとまわりくどいのだが、そういうまわりくどいドラマ作りがあるいは日本の、特に地方を舞台にするとふさわしいのかもしれない。

スマホにヒビが入りっぱなしになっているところでヒロインが精神的にささくれだっていること(いつも不機嫌でいる)やおそらく経済的に厳しいのがわかるのが細かい。
急いで靴をつっかけて飛び出してからとんとん地面で叩いて履き直す動きのつけ方などさりげないが凄く緻密。
基本的にリアリズム路線かと思っていたらクライマックスで「天気の子」か「となりのトトロ」かという文字通り飛躍したアクションが爆発する。
こういうエネルギーはなかなか実写の日本映画は獲得できない。

舞台が秩父とはっきり指定され、エンドタイトルでも秩父の様々な機関が協力したことがわかる。

今ではアニメであっても、というかアニメこそロケ地巡礼の観光資源になるのを狙っているらしい。

男やもめの市役所員がストロング系のチューハイを何本も空けている段階で相当に危険、というかあのままだとアル中まっしぐらです。





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