prisoner's BLOG

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「ジェミニマン」

2019年11月09日 | 映画
同じ俳優の現在の年齢と何十年か若い時の姿を共演させた例とするとジェフ・ブリッジス主演の「トロン・レガシー」がすでに10年近く前の2010年に作られているので、技術的な驚きは薄い。

ウィル・スミスを仮に知らない人間が見たら若い俳優をメイクで老けさせても絵面としてはほとんど見分けがつかないだろう。
若い方のスミスが実はフルCGだという事前の情報込みで驚くということになる。というか、あまりに当たり前にできすぎていちいち驚かなくなる。CG(と情報社会化)の宿命みたいなものだ。

映像全体がすこぶるクリアで、夜のヨットハーバーのシーンで影がはっきり足元に落ちているので疑似夜景かと思うと向こう岸入れ込みのカットでは対岸の灯りがはっきり暗がりに浮き立って見える。
同じ場所で別の時刻に撮ったカットを単に組み合わせたのかもしれないが、そういうありふれた技法すらバカに目立つくらいクリアさを全体に強調している。

見たのは2D版で3Dでフレーム数が多いは値段が高いのでパスした。それでもこの調子。いずれにしてもベストのスペックで見られるのは世界でも数少なく、日本でも毎秒120フレームに対応しているのは三つの映画館だけらしい。
ずいぶん前にダグラス・トランブルが秒数あたりのフレーム数を増やす特殊な上映技術を開発したが普及しなかった。フィルム時代の話だから仕方ないが、デジタル化が進む現在では今後どうなるか。

スミスとそのクローンに加え、もう一つ育ての親のクライブ・オーウェンとの疑似的な父親と息子の関係がふたつだぶっているのだが、それらをどう対比して位置づけて考えればいいのかかなり曖昧。

製造を目指している最強の兵士というのはどんなものなのか、DNAだけが問題なのか、訓練は関係ないのか、苦痛や感情を持たないの人間はとるべき行動を本当に適格に判断できるのか、だったらAIにやらせた方が早くないか、とかいろいろ疑問が出てきてどうも困る。





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