冒頭ボクシングの試合(これがかなり本格的)が一転してリングサイドのヤクザが乱入して大乱闘というプロレスでもないようなムチャクチャなシーンが傑作。
さらにボクシングのジムでやくざ同士がどつきあい、「チンを狙え」といったら股間に噛みつくといったヒドいオヤジギャグが出てくる。東映の実録ものが受けてエスカレートさせていた時期だけれど、下品さ、血みどろの暴力など、今だったら成人指定でも難しいレベル。感心するやら呆れるやら。
正直、今見ると狂い咲き的に暴れまわっている印象。1976年製作。
川谷拓三がワカメ酒しているチンピラという役。