prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「SOMEWHERE」

2011年05月24日 | 映画
初めのうちスティーヴン・ドゥーフがやっている男の素性がまったくわからず、同じところを車でぐるぐる回ったり、ホテルの部屋に双子のポールダンサーを呼んでセクシーなダンスをぼうっと眺めたりしているだけで、だんだん映画スターだとわかってくるのだが、わかってきたからどうということもなくぼうっとした調子に変わりはない。
エレベーターでベニチオ・デル・トロと一緒になったら一般人だったら大騒ぎだが、どうということもない。

華やかに見える映画界も内側から見ればどうってことないのですよというのかもしれないが、つまらないことをつまらないまま描いているだけの印象。何も起こらない場面をえんえんと写しているシーンがやたら多い。何にも起こらない淡々系だったら、日本製のをイヤというほど見たわい。
これで監督(ソフィア・コッポラ)が大物監督(フランシス・フォード・コッポラ)の娘という予備知識なしで見たら何言いたいのかもつかめまい。

折りたたみ式で持ち運びできるポールダンス用のポールというのを、初めて見た。しかし、どうやって固定するのだろう。時には二人分の体重が全部かかるのだから、相当しっかり固定しないといけないはずだが。
(☆☆☆)


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