prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「ビリーブ 未来への大逆転」

2019年04月16日 | 映画
女性差別を糺すのに女性が差別されているケースを直接取り上げるのではなく、親を介護している男性が男性であるという理由で優遇措置を受けられないという搦め手から迫るのが実話ネタらしい。
最初から直接差別を糺すのはハードルが高すぎるということだろう。その分、弁論の仕方がずいぶんとまわりくどくなった印象は免れない。

原告側の弁護団はもちろん判事たちも男性原理で反論してくるのであり、それに徹底して理屈で(時にヘリクツに聞こえるくらい)対抗するのがいかにもアメリカらしい。
これは言葉を使った戦いであり、勝たなければ正義もないというプラグマティズムもまたはっきりしている。

支えになる夫がやたらと恰好いい(若干の違和感はあるが)のはフェミニズムを推進する上での男の役割のモデルケースということだろう。

「ビリーブ 未来への大逆転」 - 公式ホームページ

「ビリーブ 未来への大逆転」 - 映画.com


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