prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「ウィンストン・チャーチル 世界をヒトラーから救った男」

2018年04月18日 | 映画
さんざん語りつくされていることだけれど、ゲイリー・オールドマンのチャーチルなりきり演技は「ガンジー」のベン・キングスレーや「リンカーン」のダニエル・デイ=ルイスと並ぶ、チャーチルその人がスクリーンを歩む感あり。

もっともチャーチルの前任者のチェンバレンもヒトラーに対して融和政策をとったのはただ判断が甘いというより、当時のイギリスの経済状況からしてやむを得ない面もあったという説もあって、当時のイギリスの相当に疲弊してかつての世界のトップから滑り落ちている感じが相当に出ていたと思う。

チャーチルが信念を貫いたのはわかるけれど、その根拠がヒトラーの非人道的な政策についてはかならずしも十全に描かれているわけではなく、個人的な資質としての側面に寄っているのは実はやや気になった。結果オーライという面もあるし、信念を貫いた結果が悪い方に出ることもあると思う。
(☆☆☆★★)

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 公式ホームページ

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 - 映画.com

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