prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ジュディ 虹の彼方に」

2020年03月23日 | 映画
ジュディ・ガーランドについていうと、「スタア誕生」における歌と演技が復元版を劇場で見たこともあって印象強い。
その役でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、サミー・デイヴィスJrの自伝「ハリウッドをカバンに詰めて」によると、同賞のプレゼンターを務めたサミーは絶対にジュディが受賞すると思って封筒を開けて「喝采」のグレース・ケリーの名を見て絶句してしまった、あそこで受賞していればああゆう死に方はなかったのではないかとある。

歌にしても目の使い方にしても全身をまるごと投げ出すような、いわゆる演技を越えた鬼気迫るものがあってそれは他人は真似できないだろう。

中途半端に強いて似せないで演技臭くやったのがレニー・ゼルヴィガーのオスカーでの勝因ということになるか。今あまり言わないが臭い名演のことをアカデミー賞的演技という言い方もあったし。

子供のことには触れているが、娘のライザ・ミネリに関してはノータッチといった感じ。母親同様にアルコールや男性問題を抱えているからか。





3月22日のつぶやき

2020年03月23日 | Weblog