prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ドン・ジョン」

2014年04月13日 | 映画
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演に加えて監督・脚本。
Don JonはDon Juan=ドン・ファンにひっかけているのだろうけれど、今風にずいぶんひねってある。
顔も身体も抜群でナンパに苦労しないのに、生きている生身の女よりポルノ映像の方に欲情してしまうという主人公の設定がおもしろい。
オタクとは違って三次元の相手でもモテるのだし、性的能力も十分。それでも生身よりポルノ映像の方に走ってしまう不思議なりに説得力がある。スカーレット・ヨハンソンみたいにやたらセクシーな女性が相手でも、ベッドを抜け出してPCにかじりついてしまう。

ただ、設定段階で止まってしまって後半十分発展しない。つきあっている相手が自分より二次元を好きなのを知って怒るだけでそれ以上の展開はあまりないし、二人の女性の登場も団子の串刺し式に描かれるだけで、互いに関わることはない。いろいろ展開のさせ方があろうと思うと思うのだが。
女優さんの撮り方も、やや通りいっぺん。

製作費は600万ドルとかなり抑えてある。あからさまにデジタル撮影であることがわかり、画面に陰影とか美的センスとかは乏しい。

オープニングでいきなり「初体験 リッジモンド・ハイ」のフィービー・ケイツの映像が出てくる。上映前の「ラストベガス」の予告編で旦那のケビン・クライン(1989年に結婚)がかなり老けた姿で出ているのを見せられたので、ちょっとどんな近況なのかと思って調べたが、1990年のAnnversary partyで旦那と共演したのを最後に映画・テレビの出演はなし。
(☆☆☆)



本ホームページ


公式ホームページ

ドン・ジョン@ぴあ映画生活

映画『ドン・ジョン』 - シネマトゥデイ

4月12日(土)のつぶやき

2014年04月13日 | Weblog

【劣化コピー】  小池百合子がデイキャッチボールに過ぎないのだからたまらなものです。 rekkacopy.com


今から「アクト・オブ・キリング」観ます。劇場前がとんでもないことになってるよー pic.twitter.com/9K3SFr40UE

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

先日、近所の福祉センターで知的障害者の子たちがバザーやってて、近所の家からの放出品も、自分らで作ったクッキーなどもほとんど100円だったので嬉々として物色してたら、品の良さそうなおばあちゃんが「どうせこの子達は計算ができる頭がないから全部100円なのよ」って話しかけてきて涙が出た

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

品の良さそうなおばあちゃんに悪気がまったくなく、悪口を言ってる感じもなく、「今日はいい天気ね」くらいの調子で「頭がおかしい子たちのバザーだから♪」って言ってくるの、スゴい怖かった。理解できないものが眼前に立ちはだかる怖さ。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

きこり? @lovenormaal: 最初に見つけた言葉が今自分に足りないものだそうです pic.twitter.com/jHcHizi2Vt