prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アリス・イン・ワンダーランド」

2010年04月25日 | 映画
もともとの「アリス」の内容って、成長とか葛藤とかいったドラマ的な要素を排した、およそナンセンスなものではないのかなあ。
今回はアリスの年齢を19歳に上げて、かつて行ったことのある不思議の国を忘れているという設定にしているわけだが、もとのアリスは子供といっても相当に強情でイノセントなわけではないし、不思議の国が何かの象徴というわけでもない。

モチーフがないものをアレンジしようとしてもムリがある。
結局、元の話を教訓寄りにしてなぞった以上になっていない。

いろいろおなじみ(だと思うけど)のクリーチャーが出てくるのだけれど、オールCGでやられるとなんかみんなプラスチック製みたいで気持ち悪いね。不思議の国も人工的すぎてかなり息苦しい。
(☆☆☆)


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