prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「北京ヴァイオリン」

2008年11月22日 | 映画

ラスト、これでいいのかなあ、と思う。

最初の教師が髪型といい、不精さ加減といい、ベートーベンのイメージ。
中国の地方と中央との格差がもろに描かれている分、ラストが甘すぎる気がかなりする。張凱歌が役者としてエリート的な教師をやっているのが説得力がある一方、なんで父子の関係の真相を知っている(のかどうか)のか、不思議。

音楽の高揚感をあまり生かしていないのが困る。
(☆☆☆★)