prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「さよなら、さよならハリウッド」

2007年11月13日 | 映画

目が見えなくても映画監督はできるって荒唐無稽なようでけっこうありえることではないか、と思う。
カメラマンがいれば撮れるし、編集は編集に任せればやってくれるし、みんな他人頼みって手の内を明かしているのではないか。
「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロンとゲイル・アン・ハードみたいに離婚しても一応仕事は一緒ってことも実際にあるし。

ケガの功名でうまくいってしまうというワサビの効き方ではメル・ブルックスの「プロデューサーズ」ほどではない。カメラマンを中国人にして意思の疎通ができないという仕掛けがもっともらしい。

しかし、さよならハリウッドって、一時期のロバート・アルトマンみたい最近は本当にヨーロッパで仕事をすることが多くなったみたい。今のハリウッドじゃやってられないのかな。
(☆☆☆★)