prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「姑獲鳥の夏」

2005年07月27日 | 映画
不合理な謎が提出されて合理的に解決されるというのがオーソドックスなミステリだろうが、ここだと謎の内容がよくわからないまま、謎解きによって安心させるのとは反対に、世界をぶっとんだものにすべく言葉と映像(時に舞台調を交え)のレトリックを尽くしている。びっくりもする一方、置いてけぼりをくう感じも拭えない。
とはいっても実相寺としてはややレトリックを抑え気味。大予算のせいか。

原作は途中で投げ出したので、比較はしない。
クライマックスの炎上シーン、ミニチュアがありありなのは怪奇大作戦「呪いの壷」みたい。
(☆☆★★★)



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台風一過

2005年07月27日 | Weblog
台風一過。脅かされてた程、大した雨風ではなかった。盆踊りが一日潰れる。まだ一日あるが。

ペットボトルの蓋を開ける時、親指の腹がきゅっとボトルの蓋を受ける部分の角を勢い良くこする格好になって、切れそうになった。紙の端で手を切るのと同じ原理(?)。

オムレツを作る時、なんでバターだと焦げつかないで、マーガリンだと焦げ付くのだろう。

イングマール・ベルイマン(1918年生まれ)の新作「サラバンド」の予告編を見る。リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン主演。
調べてみると、実はテレビではずうっとシナリオ・演出ともに続けてきたのであり、これもテレビ用。劇場用でないと日本に入らないというのも、問題。