卯野短歌

題詠blog2015 短歌を詠みます 卯野抹茶(@macchauno)

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題詠2015_31−40まとめ「受難」

2015-03-09 20:49:10 | 31-40の歌
「受難」



031:認 

花冷えにきみの主張をきいている主を認知せしヨセフの顔で


032:昏

「傷ついて泣いてる君を見るたびにいとおしくなる」「愛ね」「昏いね」


033:逸

不躾な春のあらしのせいである 逸脱をせりその二枚貝に


034:前

「こんな舌前のひとにもつかったの」ってあたまを撫でて反応をみる


035:液

液晶のきみの笑顔が割れるまで何度もなんどもスマホでなぐる


036:バス

バスタブに落ちた涙が虹色にとけてぼくだけ沈め朝焼け


037:療

改心しますって心療内科で泣けるほどだてに仮面で生きてもいない


038:読

トン・ジン・チ・トン・ジン・チなりと読誦せし若僧の耳に舌をさしこむ


039:せっかく

この春雷過ぎたらそっと若芽ふく せっかくふたり傷ついたけど


040:清

その眸その愚かさでまっすぐに罰してほしい清教徒のごと


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