笑う社会人の生活

笑う学生の生活 改め
主に、映画やドラマ、小説、音楽などの私的な趣味のことや日々の出来事を綴っています。

人間の闇

2015年03月02日 | 2015年 映画 レビュー
24日のことですが、映画「フォックスキャッチャー」を鑑賞しました。

オリンピックの金メダリスト マーク・シュルツは御曹司ジョンからレスリングチーム「フォックスキャッチャー」に誘われる
同じく金メダリストの兄へのコンプレックスから抜けだすことを願っていたマークは絶好のチャンスに飛びつくが・・・

実際に1996年にアメリカで起こったジョン・デュポンによるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を元に
こんな事件があったなんて知らなかったですね

作品はまさに人間の闇を描いていて
デュポンの闇 デュポンとマークの関係性 兄を超えられないマークの葛藤・・・

深い、暗い、しかし 引き込まれる人間ドラマ 

シリアスに展開していき、その様はつねに一定したトーンで
不穏な、冷たいトーンが最初から最後まで続くというか 

なんというか、この空気感は凄い! 
監督賞に されたのも納得ですね

正直 盛り上がりはないといえるのだけど
それを補う、何か起きるのではというハラハラ感が全編にあり

出演者も皆が好演で、まさに3人のアンサンブルが素晴らしい

コメディ演技での印象が強い スティーブ・カレルが特に出色で
まるで別人かのような そして 恐ろしくもあり

特に印象に残ったのは母親がフォックスキャッチャーへ訪れたシーン
ここでのジョンの様は なんとも切なくなり

また チャニング・テイタム、マーク・ラファロもまさに本当の選手かのような
特にチャニング・テイタムの演技派としての顔を見れましたね

最後に訪れる、唐突ともいえる展開
実話なだけに これがリアルかと

パンフレット:720円
      内容はしっかりとあり
      まぁ 悪くないかと

私的評価:4+
    作品賞ノミネートでも良かったほど、クオリティは高いかと
    好みは分かれるし わかりやすい物語でもないけどね

マネーボールでも思ったけどベネット・ミラー監督の淡々とした展開
一定のクールな演出が見事にハマッた作品ですね


それでは、また







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