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ノーベル賞大隅氏「若手支える仕組みを」

2016年10月04日 | 日記
ノーベル賞大隅氏「若手支える仕組みを」
2016/10/4 23:55 日経

 2016年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)は4日、日本経済新聞のインタビューに応じ、「企業や富裕層が研究を支える仕組みができれば、若手研究者の育成につながる」と語った。基礎研究の裾野を広げるため、大学への投資の必要性を訴え、自らも産学連携のモデルを作りたいという。

 国からの研究費は、公募後に審査して配分する競争的資金の割合が増え、大学は資金の確保が難しくなっている。

 大隅さんは今回、細胞が不要になったたんぱく質などを分解し、栄養源としてリサイクルする「オートファジー(自食作用)」という仕組みを明らかにしたことが評価された。生物学の中でも地味とされる分野の研究を長年続けてきた。しかし同じ分野の研究者は潤沢な研究費を得ているとは言いがたく、「研究しにくい環境にあると痛感している」と強調する。

 また近年、大学では終身雇用の若手教員のポストが減っており、安定した研究環境をどう整えるかが問題になっている。大隅さんは「研究室を支える博士課程の学生が減っており、深刻な問題だ」と指摘した。

 そのうえで、日本の企業が大学にもっと目を向けてほしいと訴える。企業との協力の「典型」となるようなプロジェクトを立ち上げる考えを示した。「日本企業は海外の大学・企業には資金を提供するが、国内の大学にはあまり出さない。海外に出す1割でも増やしてくれれば、状況は変わる」と期待を寄せている。

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