⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

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薬と化粧品の境界

2010年06月20日 | 日記

先日、山之内製薬(現アステラス製薬)で医薬品の開発に携わっていた
勝田公雄氏の講演と同氏が開発したスキンローションK2cureという商品の
説明を聴く機会がありました。 
同氏は、製薬会社時代に、救急救命医療の現場で使用されているソリナーゼ
(心筋梗塞・脳溢血用 血栓融解剤)という急性心筋梗塞の冠動脈血栓の
溶解に効果のある薬品を開発した方で、講演中、同氏の真面目で誠実さが伝わってくる
内容でした。

そこで、このK2cureの説明がありました。
このスキンローションは飲んでも大丈夫なほど安全で保湿力、抗菌、抗カビ作用に
優れているそうです。
成分は緑茶、とうもろこし、椰子の実、パルプと水のみで緑茶から抽出されるチャ葉エキスが
抗菌、抗酸化、抗老化、美白、保湿性を持っているそうである。
「肌荒れが治った」「口内炎に効いた」「アトピーがよくなった」
「のどが痛いのが改善した」という薬の様な効果があるそうです。
当然ながら薬ではないので効能は謳えないのですが、スライドで紹介されて
事例は驚くべき結果が出ておりました。
*同商品のHPがありますので、ご興味のある方はご覧ください。
http://www.k2cure.com

同氏によれば、今販売されている化粧品はまがい物が多く、効くといってもほんの
微量しか含まれていないなどいい加減なものが多く、肌にとって良くない化学物質が
含まれていることも指摘されていました。それも大手化粧品会社がそういう品物を
大々的に販売していることも。

僕は、もちろん化粧品とは無縁の人間でしたが、勝田氏の話を聴いて
怖くなりました。

薬と化粧品の境界は、効能を謳えるかどうかがポイントで、もちろん投下資本に
雲泥の差がありますが、服用するのも肌に塗るのも同じ人です。
この垣根をもっと低くして本当に人体にとってよいものが正当に評価される
時代になって欲しいと、勝田氏の話を聴いて感じました。


勝田公雄(かつたきみお)氏のプロフィール

1977年 新潟大学医学研究科博士号取得
山之内製薬㈱中央研究所入社(現アステラス製薬㈱)
1978年 同研究所にて凝固線溶系新薬の開発を提案、自治医大青木延雄教授の指導下研究開始
1986年 第二世代tPA(ソリナーゼ)の特許出願
1989年 バイオベンチャーバンク㈱設立、代表取締役就任
エタノールを含まない食品添加物のみからなる消毒剤「パワーアンチ」などを開発。
1998年 ブルックスグループ特別顧問就任
2000年 ㈱バイオアーク設立、代表取締役就任