和の風景にはツワブキの花がよく似合う。
ここは名古屋から南東に位置する安城市にあります「丈山苑」
以前、京都の詩仙堂を載せた時、butajackさん のから「そっくり~」と、教えて頂いた庭園です。
秋には出掛けたいと思っていて、やっと行くことができました
徳川家の家臣だった文人・石川丈山の山荘が京都にある詩仙堂です。
詩仙堂をイメージして造られたそうですが、入口から詩仙閣まではちょっと違った雰囲気。
でも中に入ればこの通り~
ここは石川丈山の生まれの地。
京都で過ごした詩仙堂をこの地に再現したそうです。
おやおや、なんともまったりした丈山(笑)
59歳に造営されてから亡くなる90歳まで詩仙堂で詩歌三昧の日々を送ったらしいのですから、なんとも幸せな余生。
月を眺めるためとされる嘯月楼には【必ず後ろ向きで降りて下さい】 の張り紙。
梯子といってもいい位、細く急な階段をのぼると三畳ほどの空間があります。
たしかにちょっと危ないので、よじ登るって感じ(笑)
この日は人の入りがちょっと少なかったような気がするんでまだ良かったんですが、
きっと混んでいたらここに登るのも待たないといけないかも
詩仙閣はとっても広々したイメージです。
この日、寒かったからなのか襖がはめてありました。
襖が取り払われ、お庭が見えるようになってるのと比べるとちょっと残念だったかな
お庭を見るのにちょっと邪魔だった様な気がします。
この詩仙の間には詩仙堂の様に壁に三十六詩仙(複製)の額が並んでいます。
このお部屋からお庭を眺める景色も、本当なら襖が取り払われた状態が素敵なんでしょうね
お抹茶をいただく事もできます
電気マットがひかれ、ホカホカでお庭を眺めるんで嬉しいですよね~。
本日の茶席菓子は「冬ざれ」
地元安城の両口屋菓匠さんのお菓子で、このお菓子を買って帰る事も出来るんですよ。
ちなみに名古屋には両口屋是清というお店もありますが、多分、関係ないと思う…けど一瞬、勘違いしました(笑)
それにしても美味しかった~
上の層はかるかんになっていて、下の層は栗がゴロンと入ったういろうになってます。
もっと食べたいなぁ~!! という衝動を抑え、お庭に出ました(笑)
外から見る、嘯月楼。
夜、あの丸い窓枠からお月さまが見えたらきれいでしょうね
外には冬の花があちらこちらの咲いていました
回遊式池坊庭園は人がとっても少なくってゆっくり見る事も出来たんですが、
なんせ寒かったのでかなりささっとまわってきました
ちょっと分かりにくい場所でしたが、ししおどしもちゃんとありましたよ。
私はこんな色合いが好きだな~って感じたうっすらとした紅葉ぶり。
実際はもっときれいな色が出てましたよ
ここにはまだ小さい鯉が多かったです。
鯉を見るといつも思ってしまう…「良かったね…食べられる心配が無くって」
色の付いてない鯉を見ても、ここに来れてよかったね…と思ってしまう(笑)
お庭、お庭、と思っても、どうしてもそう考えちゃう…
柿の木は完全に木一本まるごと餌化してました(笑)
詩仙堂とは似ているようでちょっと違った丈山苑でしたが、素敵な空間でした
次回は春の姿も見てみたいと思ってるんで、また行きま~す♪