南相馬市ふるさと回帰支援センター

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「震災を語り継ぐ」 その物語は言葉で映像で活動で繋がれていく ~南相馬市ふるさと見聞録~

2013年08月17日 | 南相馬市
 THE FUTURE TIMES 第5号配布中。

 「震災を語り継ぐ」

 本当に大切な事だと思う。

 この時期、花を買いに道の駅に立ち寄られる

 喪服姿の方を多く見かける。

 8月9日から観光交流館のギャラリーでは、

 全日写連南相馬支部写真展が開かれており、

 立ち寄られる軽装で夏色の市民の中で、その

 

漆黒が際立つ。飾られた数十点の作品は、震災前から最近までの主に相双地域の風景写真が殆ど。

 メンバーの皆さんは震災前から幾度か作品展を開催して下さっているベテランで、その中にはあこがれの一枚を撮られたカメラマン横山タカ

 コさんもいる。

 作品も何度も何度も繰り返し見せて頂いた秀作ばかり。それが懐かしい笑顔と共にギャラリーに集まった。その見慣れた作品の中に、思いも

 よらず先月刈取りが行われた原町区雫の菜の花畑の写真を2枚見つけた。

 作者もタイトルも、アングルも全く違う二つの作品。

 「春うらら」

 鮮やかな真っ青な空に白いふんわり雲、そして目の覚めるような黄色い菜の花の絨毯の上にシャキ!とまっすぐに聳え立つ 緑湛えるもみの

 木。青、白、黄色そして緑。春のチューリップの花々をこの空間に描き出したようなその色彩映像は、すがすがしくさっぱりとしたうららか

 な春。そこには菜の花独特のぷわぅ~っとした香風と共に、希望、恵み、穏やかで静かな時間、それらが個々に息づきながら自然を想い敬威

 しその空間に漂う。

 「孤高の樅」

 大きく薄蒼い空を覆っているのはくすんだ灰色の大きな雲、黄色い菜の花が色あせて見えるのは、菜の花畑から道路を隔てその又はるか遠く

 にある濃紺の海の色がじゃましているに違いない。

 その菜の花畑の手前にはその海の津波に洗われた生気のない地面が褐色の地面を映す。そこに立つのは風に吹き荒されたれもみの木1本。

 ここには水色、白、灰色、濃紺、黄色、黒、褐色とたくさんの色が蠢めき、この地で起きた沢山の出来事を物語っているような気がする。

 熱心に新聞を読んでいるのは「夢たびと」のこーいち君

 (キリッとしているのがそうです)とその
 
 お仲間達。

 彼と出会ってから何年たったでしょう。

 震災以降、色々な活動を継続して行いこの
 
 震災を風化させず南相馬市の情報発信とと

 もにまさに語り継ぐ活動を展開している大

 した男です。

 
今、彼らは毎日のようにじゃぶじゃぶ池で子供達と遊んでいます。もちろん準備から清掃までぬかりなく。

 こういう若者がこの町を盛り上げてくれてたって事も語りついでいかなくっちゃ。

                  >>南相馬市ふるさと回帰支援センターHPへ

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