静風徒然ブログ

心の赴くままに、鳥のように、虚無の世界!

英国のEU離脱が教えるもの、

2016-06-25 08:36:55 | Weblog
私自身、被爆者として世界の平和について、しっかりと次世代の子供達に
自分の考えを伝えなければいけない身にあります。

二度と戦争をしない国家を目指して、日本はアメリカを頼りに、
口では綺麗なことを言いながら、実際には紛争はアメリカ頼り、という
御めかけ生活を送ってきました。いまの沖縄の問題が一番それを物語っています。

尖閣列島周辺領海に中国海軍の軍艦が最近横行するようになってきました。
いつ武力行使してくるかはわからない状況なので「日米同盟」をさらに強化して
自国を守ろうと考える。その代償が沖縄に襲い掛かる。
沖縄の県民が今回のイギリスのように「県民投票」をすれば、
「日本国政府は信用ならない」「独立したい」ということになるだろう。
中国が一番喜ぶことである。

さて今、日本人はどうあるべきか?
戦争被害者の一人として子供達にどのような「日本国」を残すべきか?
長崎県知事も基地誘致は大反対、佐賀県知事も大反対、
みんな沖縄がかわいそうだと口では言いながら、
では自分の県で少しでもその負担を受け持とうという県はない。
県民も原発は要らないといいながら、夜遊び放題、電気の使いまくり、
日本人が「腐りきってしまった」
泥棒が入っても、殺人鬼が襲っても、決して戦わない、話せばわかる、と言って
「いい人」を装う。
家庭では家長を批判し、学校では先生を批判し、会社では上司を批判し、
国ではリーダーを批判する。
それでは国も乱れ、学校にも行きたくなくなり、家庭も壊される。
国民投票というのは、そんなエゴの集計になりかねない。
今回のイギリスがその象徴になるかも、、と懸念した。

さて私の考えをそろそろ話すべきときがきました。
大前提は「自分の国は自分で守る」ということです。
アメリカのお世話になりながらも、できる限り「自立できる部分は自立し」
これまでの憲法の精神を守りながらも「防衛のための自衛隊」を強化し、
米軍基地を順次自衛隊の基地に返還していく、ということです。
戦後70年、もうアメリカの庇護の下で自国を守るというのは、
「アメリカのための戦争」に加担させられるだけです。
そんな日米同盟には私は賛成できません。

でもアメリカから見れば「何も自分は傷つかないで、なぜ日本のために
何人もの自国兵士が命を落とさなければならないのか?」という不満も高まってきているのです。

長崎県も、佐賀県も、福岡県も、すべての県が、
沖縄にある米軍基地に変わる施設を速やかに準備し、沖縄から引き受けるべきです。
そして出来れば米軍でなく自衛隊で対応すべきであると、私は思います。

将来的には自国が「真の力」を持つことによって発言力を増し、
「アジア同盟」をリードできるようになるべきです。
いろいろと理屈をつけては戦争をし続けてきたアメリカとは対立するのではなく、
双方理解のもとで、日本が事実上の「独立」をすべきときです。
そして世界中から賛辞されている「美しい国・日本」を守っていきたいのです。
そのためには国民一人ひとりが祖国を愛し、「自分で守る」という自覚を持つしか
ありません。それが「平和を守る」たった一つの手段だと思います。

その自覚を持てなければ「日米同盟」にすがるしかありません。
何もしない、というのは国を滅ぼす、ということなのです。



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