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11月25日 映画『レディ・チャタレー』,『はなまるうどん』,『Blen blen blen』

2007-11-27 05:10:14 | 抱茎亭日乗メモ
 予告を見てあまり猥褻とか官能的ではなさそうな感じがしたが、R18ってことはそれなりに? と期待して『レディ・チャタレー』を見る。

面白かった。素っ裸に靴下と靴だけ履いて森を駆け回る男女。笑った。
陰毛に小花を挿すのも可笑しい。
庭師の男は岩のような大きな鳥のような顔で怖い位だが、だんだん可愛いく思えてくるから不思議。
愛の力か。

なかなか良い話だった。
猥褻とは別の反社会、反体制物語だから攻撃されたのかなあと思った。
猥褻というより背徳だからやられたのでは。

松岡正剛が03年09月24日に『チャタレイ夫人の恋人』について書いている。
以下引用。

まずは映画『チャタレイ夫人の恋人』をあっさり断裁しておきたい。マルク・アレグレの映画(1955)も、シルヴィア・クリステル主演(なぜこの女優がコニーなのか)のジュスト・ジャカンの映画(1981)も、まったくつまらぬものだった。エロティックですらなかった。
(略)
これはポルノグラフィでないことはむろん、よく言われるような「性の文学」でもなく、むしろ「甚愛文学」であり、「自由の文学」で、もっとはっきりいえば「反ピューリタニズムの文学」なのである。いつかはその観点からのレディ・チャタレイが映画化されることもあるだろう。そうすればアカデミー賞はまちがいない。

引用終り。

アカデミー賞は知らないけど、『レディ・チャタレー』は2006年セザール賞最多5部門を独占、ということで松岡正剛は正しい。

20日にメールのやり取りをした友人の、はっきりしない彼にも、庭師の男気を見習って欲しい! と思う。

今では簡単に一線を越えてしまうから『once ダブリンの街角で』が結局結ばれないのが美しくて、昔は一線を越えてしまうのは非常に勇気のいることだったから『レディー・チャタレー』が美しいんだな。
私は背徳派。チャタレイ夫人と庭師の勝ち!

 『Blen blen blen』に電話をしたら「今日はイベント風ですけど、やってますよ!」と豪君。
イベント「風」って何だ? 空腹で行ったらヤバいかも、と『はなまるうどん』にて腹ごしらえ。
安くてカロリー抑え目でいい。

 『Blen blen blen』は皆楽器持って、歌詞カード持って、歌って叩いて盛り上がっていた。
イベント風というか、ライブ風というか、ブラジル歌唱教室風?
パゴーヂというんだそうで。
ブラジル無関係者は私一人。でも楽しかった。

ドンドコドンドコドン! で23時頃イベント終了。
イベントも面白かったが、電波話で大笑い。
涙を流して笑ったのは久し振りな気がする。
24時半頃まで飲んで、終電で帰る。
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