メモアール      

チョット一言

 父と私の百年戦争 (精密検査)

2007-09-26 | weblog



父の主治医から、CTのフイルムを預かり、一度父の家に寄って健康保険証、老人医療証、介護保険証、そして預金通超と印鑑を持って、そのまま記念病院(旧製鉄病院)へ行きました。

父は、自分の物忘れが酷くなったと、感じた頃の早い時期に、分散していた全ての預金を、
一冊の預金通帳にまとめていました。
2年位前にそれを見た時、さすがだワ~~~~と、感心したものです。

12時頃、記念病院に着きました。
まず、総合受付を済ませ、支持されたように内科の受付に「受け付票」を提出。
13時半の診療開始の時間までには、1時間半位あるので、
看護師さんに事情を説明して、昼食に行く事にしました。
すると、診察時に検査などがあるかもしれないので、食事はちょっと控えて欲しいと、言われ
多少の水分なら・・・・・との、事でした。
とりあえず、私と父は自販機でお茶を買って、それで済ませる事に。

診察時間の1時半になりました。
次々に、名前を呼ばれて診察室の中に患者さんが入っていきますが、
父の名は、なかなか呼ばれる事もなく、
私よりも父の方が、多少苛立ってきたようで、

 「待たせるね~~~~~。」を、連発し始めました。
すると一人の年配の看護師さんが出てきて、
 「先生が、持ってこられた、CTの写真と手紙を見て検討されています。
 もう少しお待ち下さい。ご気分は大丈夫ですか?」
と、言われました。
名前を呼ばれたのは、それからしばらくしてからの事でした。

診察室に入ると、医師がパソコンの画面を見ながら、
父の方に目をやって、
 「腫れは、どの辺ですか?」
と、言われます。
父は何の事や解らず、素っ頓狂な顔をしています。
 「のど仏の付近と、伺いましたけれど・・・・。」
私がそう言うと、その付近を両手で触って、ちょっとふっくらとした所を見つけ、
医師は、2本の指でその部分を、そっと抑えながら、
「柔らかいな・・・・・脂肪かな・・・・痛みは無いんでしょ」
首をかしげ、そう言われました。

そして、最後に
 「耳鼻科で、もう一度検査をしてみましょう、
 10日の10:30に予約を入れておきますので、受診して下さい。
 今日は、血液検査をしたいので、帰りに採血をして下さい。」
 
採血表と、21日13:30に結果を聞きに来てください・・・・と、書いたメモを渡されました。
採血を済ませ、会計を終わらせて・・・・午後3時をまわっていました。
食事の事も気に掛かったのですが、早く帰宅して、ユックリした方がと、考えそのまま帰宅です。
途中スーパーに寄って、とりあえずの下着の替えと、パジャマ、などを替え揃え、
父のためにおにぎりを買って、帰宅です。
帰りの車の中で、おにぎりをとても美味しそうに食べていました。

私は、空腹感すら感じる事は、有りませんでした。