hibitekitou
Mac Pro 正式発表
mac |2013-10-25
Mac Pro [ Apple Store]
まだ発表だけで、発売は12月みたいですけど。
Mac Proがついに発表され、その製造工程のかっこいいビデオも公開されました。
非常に美しい仕上がりを想像させるビデオですけど、それを実戦に投入しようというユーザにとって興味あるのはその中身です。
上位モデルは下位モデルをBTOでアップグレード可能な内容で、2モデル用意したのは一般の販売店でとりあえ使える商品の幅を持たせるためだと思われます。最下位モデルがクアッドコアなのに30万超えるのは割高感ありますな(このコア数になるとiMacやMac miniでも実現しているわけで。まして他のメーカーのPCと比較するならってことで。)。
今回のCPUはIvyBridgeベースのもので、4コア、6コア、8コア、12コアのラインナップを用意するみたいですね。
4コア:E5-1620 v2 3.7GHz(Turbo Boost時 最大3.9GHz) 10MB L3 Cache, TDP 130W $294,00
6コア:E5-1650 v2 3.5GHz(Turbo Boost時 最大3.9GHz) 12MB L3 Cache, TDP 130W $583,00
8コア:E5-???? ?? 3.0GHz(Turbo Boost時 最大3.6GHz?) 25MB L3 Cache, TDP 130W? $2057.00?(10コアの2660 v2の数字)
12コア:E5-2697 v2 2.7GHz(Turbo Boost時 最大3.5GHz) 30MB L3 Cache, TDP 130W $2614.00
型番はウィキペディアやインテルのスペックシートからこれじゃないかって物を持ってきているだけなので、違うものが乗っている可能性もありますけど(8コアで3.0GHzのものを見つけられなかったし)、12コアとかにするとお値段跳ね上がりそうです。6コアモデルをベースに組むならプラス二十数万円とかになるかもですね。
コア数が増えるにつれて周波数が順調に下がっていきます。しかしTurbo Boost時の最大値の間では下位と上位にそこまでの差は無いので、ほとんどの処理は少ないスレッドしか使わないから少ないコア数のものでもいいやって人にも簡単には割り切れ無さそうです。とはいえ、価格差がけっこうなことになりますから、悩みどころです。高負荷の状態が長時間続いても安定動作してくれることが期待できましょうし、それはiMacやMac mini、もちろんMacBook Proにはのぞめない動作ですから、コア数が少ないタイプでも価値がないとは言えません。少ないコアしか利用しない処理ではクアッドコアのは最速でしょうし。
よく分からないのがGPUです。デュアルGPUが本当に基本でそれ以外の選択肢がないのに驚いておりますが、D300, D500, D700という型番のGPUはAMDはまだリリースしていないようです。
The Mac Pro: So what’s a D300, D500 and D700 anyway? We have answers [Architosh]
こちらのページで出しているのはその予想でしょうか。これまでのMac Proに無かったハイエンドな選択肢が登場する可能性と、あと10bit出力が可能になっているんじゃないかって期待を持っております(たしかまだ10bit出力に対応してなかったですよね? Mavericksのドライバではどうなんだろ…)。
拡張性はThunderboltに委ねられたわけですが、Tunderbolt 2のポートが6つついています。内蔵ストレージは最大でもフラッシュストレージ1TBですからどう考えても少ない。だから外付けストレージのために1ポートは消費しましょうけど、その他機器を接続していくとケーブルだらけになってしまいます。というか、どちらかというと必要なコンセントの数が増えてしまうのが個人的にはネックです。だからたとえばThunderboltケーブル3本でMac Proと自身を接続するPCIe拡張シャーシとか出てくるといいんじゃないかって思うんですけど、どうざんしょ。3枚以上のカードをさせて、HDDを搭載する所もある、みたいな。先代Mac Proのストレージ部分とPCIe部分だけを取り出したような内容のもんですね。それなら、その筐体がコンセントの口を一個使うだけですみます。そーいうので、比較的安価でセンスのいい筐体が出るとよいんですけど。
一方で拡張する必要がない使い方の場合(たとえばデータは全てサーバーの先に保存するような使いかたをする的な)、ミニマムな構成のこのマシンはけっこうコンパクトで非常によいですな。
そんな拡張面での心配はありますけど、全体としてはかなりよい印象を持っていますですよ。
発売後すぐに手に入れるというのは難しいですけど、現在使っているMac Proの後継機の選択肢として、よい評判が聞こえて来たらよいなぁと思っております。
まだ発表だけで、発売は12月みたいですけど。
Mac Proがついに発表され、その製造工程のかっこいいビデオも公開されました。
非常に美しい仕上がりを想像させるビデオですけど、それを実戦に投入しようというユーザにとって興味あるのはその中身です。
クアッドコア | 6コア | |
CPU | 3.7GHz Quad Core Xeon E5
| 3.5GHz 6 Core Xeon E5
|
Memory | 4GB x 3 1866MHz DDR3 ECCメモリ
| 4GB x 3 1866MHz DDR3 ECCメモリ
|
GPU | AMD FirePro D300 2GB GDDR5 VRAM
| AMD FirePro D500 3GB GDDR5 VRAM
|
Strage | 256GB Flash Strage
| |
Port | USB3 x 4 Thunderbolt2 x 5 Gigabit Ethernet x 2 HDMI 1.4 x 1 光デジタルオーディオ/アナログライン出力ミニジャック ヘッドフォンミニジャック | |
WI-Fi | 802.11ad/n/a/b/g, Bluetooth4.0 |
上位モデルは下位モデルをBTOでアップグレード可能な内容で、2モデル用意したのは一般の販売店でとりあえ使える商品の幅を持たせるためだと思われます。最下位モデルがクアッドコアなのに30万超えるのは割高感ありますな(このコア数になるとiMacやMac miniでも実現しているわけで。まして他のメーカーのPCと比較するならってことで。)。
今回のCPUはIvyBridgeベースのもので、4コア、6コア、8コア、12コアのラインナップを用意するみたいですね。
4コア:E5-1620 v2 3.7GHz(Turbo Boost時 最大3.9GHz) 10MB L3 Cache, TDP 130W $294,00
6コア:E5-1650 v2 3.5GHz(Turbo Boost時 最大3.9GHz) 12MB L3 Cache, TDP 130W $583,00
8コア:E5-???? ?? 3.0GHz(Turbo Boost時 最大3.6GHz?) 25MB L3 Cache, TDP 130W? $2057.00?(10コアの2660 v2の数字)
12コア:E5-2697 v2 2.7GHz(Turbo Boost時 最大3.5GHz) 30MB L3 Cache, TDP 130W $2614.00
型番はウィキペディアやインテルのスペックシートからこれじゃないかって物を持ってきているだけなので、違うものが乗っている可能性もありますけど(8コアで3.0GHzのものを見つけられなかったし)、12コアとかにするとお値段跳ね上がりそうです。6コアモデルをベースに組むならプラス二十数万円とかになるかもですね。
コア数が増えるにつれて周波数が順調に下がっていきます。しかしTurbo Boost時の最大値の間では下位と上位にそこまでの差は無いので、ほとんどの処理は少ないスレッドしか使わないから少ないコア数のものでもいいやって人にも簡単には割り切れ無さそうです。とはいえ、価格差がけっこうなことになりますから、悩みどころです。高負荷の状態が長時間続いても安定動作してくれることが期待できましょうし、それはiMacやMac mini、もちろんMacBook Proにはのぞめない動作ですから、コア数が少ないタイプでも価値がないとは言えません。少ないコアしか利用しない処理ではクアッドコアのは最速でしょうし。
よく分からないのがGPUです。デュアルGPUが本当に基本でそれ以外の選択肢がないのに驚いておりますが、D300, D500, D700という型番のGPUはAMDはまだリリースしていないようです。
The Mac Pro: So what’s a D300, D500 and D700 anyway? We have answers [Architosh]
こちらのページで出しているのはその予想でしょうか。これまでのMac Proに無かったハイエンドな選択肢が登場する可能性と、あと10bit出力が可能になっているんじゃないかって期待を持っております(たしかまだ10bit出力に対応してなかったですよね? Mavericksのドライバではどうなんだろ…)。
拡張性はThunderboltに委ねられたわけですが、Tunderbolt 2のポートが6つついています。内蔵ストレージは最大でもフラッシュストレージ1TBですからどう考えても少ない。だから外付けストレージのために1ポートは消費しましょうけど、その他機器を接続していくとケーブルだらけになってしまいます。というか、どちらかというと必要なコンセントの数が増えてしまうのが個人的にはネックです。だからたとえばThunderboltケーブル3本でMac Proと自身を接続するPCIe拡張シャーシとか出てくるといいんじゃないかって思うんですけど、どうざんしょ。3枚以上のカードをさせて、HDDを搭載する所もある、みたいな。先代Mac Proのストレージ部分とPCIe部分だけを取り出したような内容のもんですね。それなら、その筐体がコンセントの口を一個使うだけですみます。そーいうので、比較的安価でセンスのいい筐体が出るとよいんですけど。
一方で拡張する必要がない使い方の場合(たとえばデータは全てサーバーの先に保存するような使いかたをする的な)、ミニマムな構成のこのマシンはけっこうコンパクトで非常によいですな。
そんな拡張面での心配はありますけど、全体としてはかなりよい印象を持っていますですよ。
発売後すぐに手に入れるというのは難しいですけど、現在使っているMac Proの後継機の選択肢として、よい評判が聞こえて来たらよいなぁと思っております。
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MacBook Pro Late 2013 登場
mac |2013-10-25
というわけで登場しました。
クロック周波数がEarly 2013と比較すると下回っています。それはまぁCPUの世代が上がったりコア数の増加があったりするとありうる昨今ですけど、それにしても15インチモデルの下位モデルがEarly 2013では2.4GHzだったのがLate 2013では2.0GHz。400MHzの低下をカバーするだけのパフォーマンスの向上がIvyBridgeからHaswellへの世代交代であったとでも言うのでしょうか。しかし
MacBook Pro (Retina, Late 2013) ベンチマーク [Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)]
の結果を見た感じだとxbenchでは同じぐらいか向上しているもののGeekbenchではむしろ下っております。これは実際利用するアプリケーションで判断すべき事なのでしょうけどそれにしてもパフォーマンス的には残念な結果でございまするな(もっとも、Early 2013持ちには、逆にちょっと嬉しい結果だけど(^^))
逆にバッテリーの持ちが若干向上しているようなので、ノートパソコンとして使う場合には歓迎されるかもしれません。
悶絶級のSSDとバッテリー、Haswell搭載MacBook Pro Retinaが凄い [週アスPLUS]
だからこのマシンでのパフォーマンスの向上というのはSSDの接続方法がPCI Exprss直結になったことによる速度の向上というのが大きく効いてくるのでしょう。2倍弱程高速になっているそうです。もっとも従来も400MB/sを越える速度だったわけで、普段用とではあまり差が生じないかもしれませんね。とはいえ、作業内容によっては実に価値ある速度の増加なわけで、これはEarly 2013持ちとしては非常にうらやましい事です。
GPUがこのマシンからIris GraphicsもしくはIris Pro Graphicsになっていることです。それにより、15インチモデルでNVIDIAのGPUを積んだものは最上位機種のみになりました。CPU内蔵グラフィックの性能向上によりそのようになったのでしょうが、ちょっと残念ではあります。Thunderbolt 2の搭載と相まって、はたして4K 60P出力に対応しているのか、興味ある所です(HDMI出力での4K出力はサポートされているけど、HDMI 2.0ではないので30Pまでの対応。将来的にHDMIについてもファームウェアのアップデートで2.0になったりするとうれしいですね。)。
13インチモデルはこのGPUに変わったことでグラフィック性能は大きく向上したようですね。
というわけでThunderboltが2になりました。さっそくThnderbolt 2対応のPegasus2 が発表されています(どちらかというとMac Proとの組み合わせのアピールですが)。将来性が確保されたのはうらやましいところです。
まぁしかし、CPUパワー以外は順当なアップデート内容といった印象で、あえて発表会のステージ上で出すにしてはインパクトは弱いかもなぁというのがそのステージを観ていない者として最初に感じたことでありました。
マシンとしては良い選択肢だと思いますけど、Early 2013から買い替える事は無いかなぁって気がします。
Late 2013 13inch Retina Display Model | Early 2013 Retina, 13inch | ||||
---|---|---|---|---|---|
CPU | 2.4GHz Dual Core Core i5
| 2.6GHz Dual Core Core i5
| 2.5GHz Dual Core Core i5
| 2.6GHz Dual Core Core i5
| |
Mem | 4GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | 8GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | 8GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | ||
Strage | 128GB Flash Strage | 256GB Flash Strage | 512GB Flash Strage | 128GB Flash Strage
| 256GB Flash Strage
|
Display | 2560 x 1600ピクセル 13.3inch IPS LEDバックライト | ||||
GPU | Intel Iris Graphics | Intel HD Graphics 4000 | |||
Camera | 720p Face Time HDカメラ | ||||
Port | Thunderbolt x 2 USB 3 x 2 ヘッドフォン(光デジタルオーディオ) SDXC HDMI(Late 2013は公式に4K解像度での出力に対応(最大24pもしくは30p)) | ||||
ワイヤレス | 802.11ac/n/a/b/g, Bluetooth 4.0 | 802.11n/a/b/g, Bluetooth 4.0 | |||
バッテリー | 最大9時間(71.8Whリチウムポリマーバッテリー) | 最大7時間(74Whリチウムポリマーバッテリー) |
Late 2013 15inch Retina Display Model | Early 2013 Retina, 15inch | ||||
---|---|---|---|---|---|
CPU | 2.0GHz Quad Core Core i7
| 2.3GHz Quad Core Core i7
| 2.4GHz Quad Core Core i7
| 2.7GHz Quad Core Core i7
| |
Mem | 8GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | 16GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | 8GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | 16GB 1600MHz DDR3Lオンボードメモリ | |
Strage | 256GB Flash Strage
| 512GB Flash Strage
| 256GB Flash Strage
| 512GB Flash Strage
| |
Display | 2880 x 1800ピクセル 15.4inch IPS LEDバックライト | ||||
GPU | Intel Iris Pro Graphics | Intel Iris Graphics NVIDIA Geforce GT 750M 2GB DDR5メモリ | Intel HD Graphics 4000 NVIDIA Geforce GT 650M 1GB DDR5メモリ | ||
Camera | 720p Face Time HDカメラ | ||||
Port | Thunderbolt 2 x 2 USB 3 x 2 ヘッドフォン(光デジタルオーディオ) SDXC HDMI(Late 2013は公式に4K解像度での出力に対応(最大24pもしくは30p)) | ||||
ワイヤレス | 802.11ac/n/a/b/g, Bluetooth 4.0 | 802.11n/a/b/g, Bluetooth 4.0 | |||
バッテリー | 最大8時間(95Whリチウムポリマーバッテリー) | 最大7時間(95Whリチウムポリマーバッテリー) |
クロック周波数がEarly 2013と比較すると下回っています。それはまぁCPUの世代が上がったりコア数の増加があったりするとありうる昨今ですけど、それにしても15インチモデルの下位モデルがEarly 2013では2.4GHzだったのがLate 2013では2.0GHz。400MHzの低下をカバーするだけのパフォーマンスの向上がIvyBridgeからHaswellへの世代交代であったとでも言うのでしょうか。しかし
MacBook Pro (Retina, Late 2013) ベンチマーク [Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)]
の結果を見た感じだとxbenchでは同じぐらいか向上しているもののGeekbenchではむしろ下っております。これは実際利用するアプリケーションで判断すべき事なのでしょうけどそれにしてもパフォーマンス的には残念な結果でございまするな(もっとも、Early 2013持ちには、逆にちょっと嬉しい結果だけど(^^))
逆にバッテリーの持ちが若干向上しているようなので、ノートパソコンとして使う場合には歓迎されるかもしれません。
悶絶級のSSDとバッテリー、Haswell搭載MacBook Pro Retinaが凄い [週アスPLUS]
だからこのマシンでのパフォーマンスの向上というのはSSDの接続方法がPCI Exprss直結になったことによる速度の向上というのが大きく効いてくるのでしょう。2倍弱程高速になっているそうです。もっとも従来も400MB/sを越える速度だったわけで、普段用とではあまり差が生じないかもしれませんね。とはいえ、作業内容によっては実に価値ある速度の増加なわけで、これはEarly 2013持ちとしては非常にうらやましい事です。
GPUがこのマシンからIris GraphicsもしくはIris Pro Graphicsになっていることです。それにより、15インチモデルでNVIDIAのGPUを積んだものは最上位機種のみになりました。CPU内蔵グラフィックの性能向上によりそのようになったのでしょうが、ちょっと残念ではあります。Thunderbolt 2の搭載と相まって、はたして4K 60P出力に対応しているのか、興味ある所です(HDMI出力での4K出力はサポートされているけど、HDMI 2.0ではないので30Pまでの対応。将来的にHDMIについてもファームウェアのアップデートで2.0になったりするとうれしいですね。)。
13インチモデルはこのGPUに変わったことでグラフィック性能は大きく向上したようですね。
というわけでThunderboltが2になりました。さっそくThnderbolt 2対応のPegasus2 が発表されています(どちらかというとMac Proとの組み合わせのアピールですが)。将来性が確保されたのはうらやましいところです。
まぁしかし、CPUパワー以外は順当なアップデート内容といった印象で、あえて発表会のステージ上で出すにしてはインパクトは弱いかもなぁというのがそのステージを観ていない者として最初に感じたことでありました。
マシンとしては良い選択肢だと思いますけど、Early 2013から買い替える事は無いかなぁって気がします。
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