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「西部戦線1953」、朝鮮戦争末期、韓国兵と北朝鮮兵の奇妙な関係!

2016-08-20 17:31:16 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆☆

1953年、朝鮮戦争末期。

西部戦線で、韓国軍と北朝鮮軍は対峙していた。

前線基地へ第1級の軍事機密文書を届けるという重要な任務を任された韓国軍の伝令兵ナムボク。だが、激しい戦闘の中、機密文書を落としてしまう。

一方、北朝鮮部隊は攻撃を受けて、壊滅状態に、生き残った青年兵ヨングァンは、たった一台の戦車に乗って、見よう見まねで運転をはじめる。

ヨングァンが、韓国の機密文書を拾ったことから、二人のバトルが始まる。

と言っても、お互い、やっと軍隊に採用された、いわばアマチュアの兵隊。

銃と機関銃を持ちながら、脅しはできるが、なかなか優位に立てない。

そんな中、不案内の戦車の運転で、戦車は右往左往。

中国兵が現れたり、飛行機に狙われたり、戦争はし烈だ。

しかし、二人の間に徐々に醸し出される友愛。

村では出産シーンがあったり、蜂に襲われたり、戦車が、分断された橋の途中で落下寸前になり、それを村人たちが綱引きで引き上げるという滑稽なシーンも。

ナムボクをソル・ギョングが演じ、貫禄を見せる。ヨングァンをヨ・ジングが共演。

一応戦争映画で、最初は激しい戦闘シーンもあるが、途中からは、新兵二人のコミカルな展開となり笑える。

ラストは、中央では終戦協定が締結されるが、新兵たちは、悲しくもうれしくもある末路だ。

自らの土地で、同じ民族で戦わなければならない朝鮮の悲劇だ。


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