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「朝が来る」、養子縁組で子を授かった夫婦と子を授けた娘のヒューマンドラマ!

2020-10-29 17:34:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆★ (劇場鑑賞)

原作辻村深月。

監督河瀬直美。

前半は、栗原夫妻が不妊のため、養子を迎える話。

後半は、出来ちゃった中学生ひかりの苦悩。

河瀬監督の今作は、ミステリアスなヒューマンドラマ。

原作モノだけに話が分かりやすい。

おかげで、河瀬監督お得意の映像描写が、心理的な描写となり、この映像化しにくい物語を実に生き生きと表現している。

この映画に出てくる登場人物は、みないい人だ。(例外は、暴力団員ぽい、ゆすり男)

例えば、ひかりの働いていた新聞店の店主。

ひかりのことを気にかけて、やさしい言葉がけ。

ただ、いまだに残る世間体。これがひかりを追い詰めていく。

蒔田彩珠の素晴らしい演技で、自分の産んだ子を育てられない苦悩がひしひしと伝わってくる。

もう一つ世間体といえば、息子の朝斗。友達をケガさせたのは自分ではないと言い切ったが、幼稚園で仲良くやっていくには、自分がやったといったほうがよかった?と聞くシーン

そしてラスト、生みの親と育ての親が手を取りあう姿は涙なくては見られない。

それを、じっと見ている息子の姿。

良いと思われた養子縁組も、やはり人の心を癒してはくれなかった。

単純な話を膨らませ、風景の映像を重ねることによって、心象を描き出した河瀬監督の力量を惚れ直した。

 

 


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