おすすめ度 ☆☆☆
バレエ好き ☆☆☆☆
スイス・スペイン合作
モーリスベジャール没後10年、東京で公演された、「第九交響曲」の舞台裏を描いたドキュメント。
東京公演なので、日本人もかなりかかわっている。ダンサー(東京バレエ団)はもちろん、コメントメンバーにも。
ただ、舞台裏が主体で、練習風景に重きを置いているので、公演自体の映像は控えめ。ラストはあまり、盛り上がらず残念。
ただダンサーの苦悩とか、出産、怪我などのアクシデントも描かれており、裏舞台の映像は豊富。
ダンス自体は、男性の肉体鼓舞のようなダンスが多く、優雅な「白鳥」などのイメージとは違う。
それにしても、大オーケストラ、歌唱隊、大群舞と出演者は多く、見事なチームワークである。
出演者も、国籍がバラバラで、国境を越えての大芸術だ。
ナレーターは、ベジャールバレエ団の現監督(ベジャールの後継者)の娘が担当しており、バレリーナの一面がうかがえる。
監督は、アランチャ・アギーレ。