ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「リスボンに誘われて」、初老の男性がある本を追いかけてリスボンをさまよう

2014-09-26 16:34:59 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

文学的な映画好き ☆☆☆☆  ドイツ・スイス・ポルトガル合作(ただしセリフは英語)

ワタシ的には、結構面白かった映画です。

映画館も結構混んでいて、初老の男性が多かったのはなるほどと思い至ります。

というのも、基本的にこの映画57歳の大学教授の自分探しの映画ですから。

偶然が重なって、学校を放り出して、リスボンをさまよう。

それにしても、リスボンの古い町並みは、この映画にふさわしい。

ヨーロッパの西の果てのリスボンは、音楽ファドでも知られる、一見地味な街です。日本人をほとんど見かけない、ヨーロッパの穴場です。

でこの映画で描かれるのは、1970年代のポーランドの革命前後。革命といえば若者。それに恋愛が絡んで何ともエキゾチック。

さらには、いささか哲学的な散文がそこここに。

革命前後の慌ただしさは見れるものの、基本静かに物語は進むので、ある意味では退屈なところも。

ファストシーンでは、妻を亡くし孤独な主人公の生活に続いて、橋から飛び降りようとする女性の出現と、またまた突然の失踪。残された本に挟まれた乗車券。と興味を引く展開。

ラストは、リスボン駅、偶然知り合った眼医者(女性)との会話で、次の展開があるのか?

ジェレミー・アイアンズが主人公を演じ、これがまた、渋い。まったくの適役で、映画が引き立っている。

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