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「そこのみにて光り輝く」、函館の夏、一途に愛し合った男女の物語!

2014-04-26 17:01:18 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
  文芸映画好き ☆☆☆☆

函館を愛し、芥川賞など候補となりながら41歳で自らの命を絶った佐藤泰志の作品。海炭市叙景に続いて映画化された。

一応現代に置き換えてあるが、全体的に1980年代の雰囲気。

題名通り、光をうまく使った演出だ。

鉱山事故で友を亡くしたトラウマを抱える達夫。パチンコで知り合った男の家に行き、そこで男の姉に出会い、恋をする。

女は、結婚した相手と別れているが、今も関係をつづけ、夜は売春をしている。

家では、寝たきりの父と介護する母、刑務所帰りの弟と一緒にいるが彼女が家計を支えている。

前の旦那とは、今でも切れない関係にある。

そんな、底辺のドロドロした函館の海辺の掘立小屋。

仕事もせずぶらぶらしていた達夫が、恋をし、やっと所帯を持とうと決意するまでの、日常が描かれる。

当然、セックスも含めた男女の交情が中心だ。

渋い顔で、苦みすら感じさせる綾野剛が雰囲気を出しており、女に扮する池脇千鶴もベテランの域に達しつつある。

弟の菅田将暉は、危険だけど明るい青年を演じている。

三人の演技がうまく合わさって、映画を面白くしている。

函館の雰囲気も健在だ。
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