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「メキシカンスーツケース」、世界的写真家ロバートキャパの写真の行方

2014-04-18 19:20:14 | 映画
おススメ度 ☆☆
 写真好き ☆☆☆☆

ロバートキャパは、スペイン戦争の写真で有名になり、その後、日中戦争、ヨーロッパ戦線(第二次世界大戦)、中東戦争、インドシナ戦争と、戦争に寄り添った写真で、有名になった写真家。

そのかれの写真のネガが、2007年、ちょうど生誕100年に日の目を見た。

この映画は、その謎と、スペインの内戦、およびスペインとメキシコの関係について、当時の関係者やその子供たちへの聞き取りで構成されている。

スペインの内情について、智識がないとちょっととっつきにくいが、スペインにおける恐慌政治とメキシコの関係が垣間見れて興味を呼ぶ。

もともと、ロバートキャパには、女性の協力者がいて、彼女が写真のプロデューサー的役割をし、なおかつ撮影もして、そのため命を落としている。さらにデビッドシーモアも参画して、3人でロバートキャパの写真を発表していたらしい。

スペインのフランコ政権下、抵抗していた人民戦線の側に立って、写真を撮り続け、とくに、戦士たちの目線の写真を撮るという視点を確立、世界に評価された。

その写真のネガが行方不明となっていたが、現像担当のチーキによって、メキシコへ持ち出されていた。

メキシコは、人民戦線側を援助し、難民たちを受け入れていた。

この辺のヨーロッパの事情は、日本ではなかなか語られることもなく、この映画で認識を新たにした。

貴重な写真の数々が、インタビューや映像に差し込まれ、スペインの苦しみと、キャパの写真道、写真に関わった人々をあぶりだしていく。

冒頭のシーンをはじめ、いまだに遺骨がそのままにされているスペインの現状は痛ましい。
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