ひろの映画見たまま

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映画「Railways 愛を伝えられない大人たちへ」、定年後の夫婦を考えさせる映画!

2011-12-09 18:07:11 | 日本映画
ぽっぽやの2作目だ。今回は富山。

副題が、愛を伝えられない大人たちへ、とあるように夫婦の問題だ。

定年目前の運転手、倒れた同僚の代わりに、新米運転手の教育を頼まれ,教育していくが、みずから問題を抱えていた。

定年後、苦労かけた妻と海外旅行を計画していたが、妻はやめていた介護士の仕事やりだした。

自分の思惑と違うことに腹を立て妻を追い出してしまう。

そここに、妻への未練が描かれるが、妻の前では、きつくなり離婚届けを押し付けられる羽目に。

妊娠中の娘がいるが、娘にも怒られる始末。

実直に務めた模範的な亭主なのだが。

三浦友和が、実によくこの亭主を演じる。

ちょっとしたしぐさで、妻への未練たらたらだが、妻の前では硬くなってしまう。これがいわゆる「愛を伝えられない夫婦」なのだ。

見習い運転手を教育する場面で、その人となりが伺え、皆に慕われている姿も優等生サラリーマンの象徴だ。

妻が意外に頑固なのが、ちょっと解せないところがあるが、そこは映画、彼女が介護する女性は、末期患者の在宅介護。

そこに生きがいを見出し、医師とも張り合う。

やがて、一つのドラマがあって、和解への道筋が立つのだが、現実の夫婦ではどうだろうか。

鉄道物をバックに、夫婦の在り方を問うホームドラマになっている。
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