日本、アメリカとも政治の世界が騒々しい。異常だと言った方がいい。
アメリカはトランプさんのワンマン経営スタイルが政治の世界に持ち込まれた。
“You are fired!”「お前はクビだ!」がこの人の決め台詞だそうですが、
数日前の13日にはティラーソン国務長官を更迭した。
しかもツィッターでコメントしただけ。
「マイク・ポンペオCIA長官が新しい国務長官になる。素晴らしい働きをするはずだ!
レックス・ティラーソンのこれまでの貢献に感謝する!
新しいCIA長官にはジーナ・ハスペルがなる。
この職に選ばれる初の女性だ。みんな、おめでとう!」
トランプさんはこんな風に冷酷に閣僚を更迭するのですね、
それにアメリカではそのやり方に大きな反発がないようで、
あるのかもしれませんが、そんなニュースが伝わってきません。
トランプさんはこんな男だと突き放されているのかも知れまんし、
この強圧的なスタイルが一部の支持を集めているのかもしれません。
それにしてもトランプさんになってから、たくさんの優秀な閣僚やスタッフが
辞めていきます。こんなスタイルが長く続くわけはありません。どこかで
どん詰まりになるし、世界中がいい迷惑です。
一方日本は国有地不当払下げ問題(森友学園)に関する財務省の決済文書改ざん
が明らかになり、佐川国税庁長官の辞任、同氏の国会招致が決まりそうです。
佐川さんも逃げ隠れして、国税庁長官になって麻生さんが守ってくれると思った
のかもしれませんが、刑事被告人になるかもしれないような事態になりました。
国民はこの裏にあるストーリーをすでに感じているのですが、当事者は
しらを切りとおすのでしょう。
政権が交代して野党が政権を担ったら、もちろんあの人も証人喚問に
なるのでしょうね。「天知る、地知る、我知る」
テレビで解説を聞いていても、御用政治コメンテーターがいて、
政権のスポークスマン的で面白い。
それに英国でロシアの元スパイが襲撃された事件で、
メイ首相はロシアの外交官を追放すると制裁をしています。
メイさん結構強行です。国内政治での行き詰りでこんな外交的な強硬策を
打ったのかもしれませんが、ロシアと英国との対立もこれからどうなるのか
見ものです。