masumiノート

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深刻な人手不足

2018年07月11日 | ガソリンスタンド4

月曜日のこと
早朝に「パンクを直せますか?」と電話があったそうです。

「直せますよ」と答えると、高速道路でパンクしてレッカー移動してもらうというので、「高速を降りたらすぐにガソリンスタンドがあるからそこへ行かはったら?」と言うとー

「そこに先に電話したんですけど、
今は作業できる人間がいないと言われたんで..」

***

そこは超大手の2者店です。営業形態はセルフではなくフルです。


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7月11日燃料油脂新聞より



出光・昭和シェル 来年4月統合


海上自衛艦「しもきた」タンクローリー7台呉市へ輸送





臨時給油所実証実験実施 全国初移動式ガソリン供給試みる
“SS過疎地対策検討支援事業” 11月から浜松市天竜区で
「空白地帯にモデル確立を」災害時の活用も視野


※移動式ガソリン供給
今回のように道路が寸断された場合には役に立ちません。



「20円前後マージン確保前提」徹底した採算販売姿勢貫く(長崎)



フル店頭表示バラつく 利幅優先店160円台目前(大阪)




6月末元売系列SS数 キグナス3SS462ヵ所









運営者交代で静岡県浜松市に県内初出店へ「否応にも緊張感高まる」

大手商社子会社系列SS 全国でし烈な競争問題視


コストコ問題 業界崩壊へ危機感 商圏内セルフ数十㎘の減販も


コストコ@記事一覧
セルフとの棲み分けが完了しているフルには殆ど影響はないはずです。



地場フルSSが置かれている実態を聞く



静岡県内SS業者のガソリンマージンが、最悪期とくらべて着実に回復している。
大手特約店の決算内容もようやく明るい兆しが見え始めているが、今春3月時のような小規模フルサービスSSでも納得できそうな適正マージンは長続きすることはなく、激戦区ではガソリン需要減に耐えることができず、市況が底抜けするのではないかという不安感も否めない。

だがいかなる大手特約店でも今後のガソリン需要減時代を避けて通ることはできない。
さらに少子高齢化、人口減で国のかたちが大きく変わろうとしている。
大洋油脂(出光系=静岡県磐田市)代表取締役の久野広滋氏に地場フルSSが置かれている実態、業界が本来あるべき姿について聞いてみた。

***

エネルギー供給“最後の砦”どう守るか

◇ 大洋油脂は収益源の多角化、事業転換によって不動産事業を積極展開している。
さまざまな業界の経営者と意見交換をする機会が多いと思う。
いま地場企業、小売店はいったいどのようなことに対して不安を感じているか

◆さまざまな業界でSS業界と同じようにし烈な価格競争によって利益が出ないという声が大きく、
SS業界の売上高総利益率(粗利益率)はかなり悪いと感じている。
以前と比べてマージンが回復したといっても小規模フルSSからみれば再投資が可能な経営、商環境とはまだまだとても言うことはできない。
私の会社も小規模地場フルSSを運営しているので3者販売店の気持ち、声なき声はよく理解できる。
地場企業、小売店において利益とともに大きな問題になっているのが人手不足。
多くの経営者から“人がいない”という声を聞く。
求人募集費用に年間100~200万円かけてもまったく人が集まらないという。
コストが高くなってしまうものの人材派遣会社に頼っているケースも多く、SS業界は他業界よりも非常に厳しい状況だ。
 


マージン不足 深刻な人手不足招く

◇ “SSで働くのはとても大変だ”と、あまり良くないイメージが若者の間で浸透していると聞く。
若者にSS業界で働いてもらうためには職場環境、待遇などをどのように変えていけばいいのか

◆ “1日これだけ稼ぎなさい”という厳しいノルマを課しているSSもあるかも知れない。
そのような厳しいノルマを課すのをやめていくべきではないだろうか。
誰もノルマに追い立てられるようなピリピリとした雰囲気の職場で働きたくない。
新規の採用が出来ないことに加えて潜在能力の高い若者もSS業界を去ってしまうだろう。
SS業界の悪いイメージがどんどん広がっていくという構図だ。
いまのSS業界の働き方はどこか間違っている気がする。
時給をいくら引き上げたとしても、なかなか深刻な人手不足から抜け出すことができないのではないだろうか。
なぜ強引なカーケア販売になってしまうのか。根本的な問題としてガソリンマージンが圧倒的に足りないからだ。
心に余裕のない経営者に現実的ではない過度なノルマを課せられた店長はパート・アルバイトスタッフに対し厳しい言葉をどうしても投げつけてしまう。
消費者から強引なカーケア販売に対してクレームが入る原因でもある。
SS業界全体で心に余裕がない。
ガソリンマージンの適正化はまだまだ道半ばだと思う。
ガソリンマージンの適正化が、結果として人手不足への最も効果的で賢明な対策だと考えている。


◇静岡県石商・協西部会ではSS過疎化問題を解決すべく浜松市とともに天竜区春野地域、龍山地域への臨時給油所の実証実験を全国初の試みとして今秋11月から開始する。
地場フルSS業者の廃業をどのように食い止めていけばいいのか

◆SSは地域のエネルギー供給において“最後の砦”といえる存在だ。天竜区龍山地域はすでに稼働しているSSは1件もなく、春野地域でも数年内にフルSSの廃業、閉鎖で給油所が姿を消す恐れが大きい。
国、政府は大規模災害時のことを想定して、SSはエネルギー供給の重要なインフラという考えを打ち出している。一方で地場フルSSの廃業、閉鎖が止まらないのが実態。
今年3~4月に浜松市天竜区龍山地域の国道152号線で、再び大きながけ崩れが発生した。復旧工事は早くても2019年秋くらいまでかかるといわれている。
う回路の県道は道幅が非常に狭いため、地域住民の日常生活に大きな影響を与えている。
南海トラフ巨大地震が起きた場合、今回のがけ崩れをはるかに超える被害が発生するだろう。
その際にいったい誰が地域社会にガソリン、灯油、軽油、A重油を供給するのか。
燃料油を他のコモディティ(生活日用品)と同列に扱うべきではないと強く感じている。
元売は地場フルSSの経営が成り立つ制度をもっと拡充すべきだと思う。
国、政府、県、市各当局の行政の取り組みに強い期待を持っている。




>燃料油を他のコモディティ(生活日用品)と同列に扱うべきではないと強く感じている。
同感です。
しかし異業種の参入で、というよりそれ以前に、
元売子会社や大手特約店が「利益は油外で」を実践するために燃料油を客寄せ商品として安売りすることを始めました。
それらのSSの多くはセルフ化、また、不採算だとして自店の小口配達を切り捨てながら、地場店からは大口の顧客を奪っていきました。
卸格差を利用して。




人手不足解消のためにー
masumiさんはこれを追加したいです。


SS(サービスステーション)という、元売が勝手に付けた呼称を、
GS(ガソリンスタンド)または給油所に戻しませう。





PS
上の、月曜日の話に戻ります。

一旦電話を切ったけど高速でパンクしてペッチャンコになっているなら修理は不可能だろうと判断して、
「(コレコレシカジカなので、)県道をまっすぐ走るとカー用品店(タイヤの在庫が豊富)があるから」とリダイヤルしたそうです。






育ててくれて有難う。

2018年07月11日 | 日記

 


昨日の昼休憩のとき、今は亡き母方の祖父のことを思い出していた。

年に1度、お盆に会う、訛り(河内弁)が酷くて何を話しているのか聞き取れないこの祖父を私は苦手に思っていた。




小学校の夏休み
祖父母宅で、祖父と私たちきょうだい3人とでテレビを見ている。
祖父が私に話しかけてくる。

「ますみよ。%$$#”’%$$##か?」


「うん」
自信無げに頷く。

沈黙の時

弟と妹はテレビを見て笑っている。



会話は 続かない。



大きな大きな爪切りで、足の指の爪を切る祖父。

パチン。パチン。


(お母ちゃん、早くこっちに来てくれないかな...)

母と祖母は台所にいたのか、それとも買い物にでも行っていたのだろうか?





母と祖父に血の繋がりはない。

母が祖母のお腹の中にいるときに、祖母は嫁ぎ先を飛び出した。
大阪にいた妹を頼って、
青森から。


祖母と祖父の馴れ初めは知らない。
祖父にとって祖母は3人目の配偶者。
2人の前妻との間にそれぞれの子があり、母は異母兄弟と共に育てられることになる。


祖父に対して、祖母は母のことでは遠慮もあったのだろう。
母の下に弟と妹も生まれたが、母だけが尋常小学校が最終学歴だ。

私が小学生だったころ、ノートに字を書く練習をしていた母の姿があった。
本人は体が弱かったからと言っているが、やはり進学したかったのだろうと思う。




そういえば、弟と妹が年子で生まれたため、私は赤ちゃんの時分を祖父母に預けられていたと聞いた。

おじいちゃんは血のつながりのない孫(私)の面倒をみてくれたんだ・・・
そうか!血のつながりのないお母ちゃんを育ててくれたんだ!!


おじいちゃん、
血のつながりがないお母ちゃんを育ててくれてありがとう。

熱くなった目頭を抑えようとした丁度その時、竹内まりあの「いのちの歌」がラジオから流れてきて涙が溢れた。





3人目の配偶者
これは現在の私と同じであり、父の母もそうだった。


何年か前、父は私に言った。

「こうちゃんの孫を可愛がってやるんやぞ。ただ可愛がるんとちゃうぞ。思いっきり心の底から可愛がるんやぞ」


「可愛がってるよ」
その時はそう答えたものの、よく考えたら“何をしてあげたらそうなるのだろうか?と分からないでいた。


でも今は何となく分かったような気がする。

おじいちゃんのことを思い出したから。