これまで、時事ネタやニュースなどの話題について、ブログの記事にすることはあまりありませんでした。
今回は、全国初の条例案提出ということで、おたまじゃくしが空から降ってくることについてよりは、書きたいこともあるかな~と思いまして、「小中学生に携帯電話を持たせない努力規定を盛り込んだ「いしかわ子ども総合条例」(←県のホームページへリンク)の改正案について書いてみようと思います。
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あの大阪府の橋本知事が、7割の保護者の賛成意見をもってしても「府ではちょっと無理だろう」と言ったという「携帯電話禁止条例」が、石川県議会に議員提案として提出されたわけですが、昨日から審議が開始され、最終日には賛成多数により可決される見通しだそうです。
つい先日には、石川県PTA連合会の役員の方々が新聞社を訪問され、「小中学生には原則携帯電話を持たせない宣言」という取り組みをされることが記事になっていました。お世話になった先輩方が、役員として写真に写っていましたからよく覚えています。
鶴来のお隣の野々市町では、以前から取り組みを始めていて、全国放送のテレビ番組などでも取り上げられていましたし、具体的な成果も残しているということです。
さて、「子どもに携帯電話を持たせるべきか否か」ということについてですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか?
子どもが携帯電話を持っていれば、何かあったときのことを考えれば親としては安心でしょうし、塾や習い事のお迎えのときなどでも便利なことに間違いはないでしょう。最近の携帯は位置情報などのサービスもありますし、天災など様々な有事の時にも威力を発揮することでしょう。
さらには、希薄になりがちな親子関係を携帯電話が補完しているという話まで聞こえてきます。親にとっては、子どもとの関係を保つ為のツールという側面を持つにまで、携帯電話は浸透しているということかもしれません。
でも、現在の小中高生が携帯を持つ一番の理由って、「皆がもっているから」なのではないでしょうか。親にとってみれば、子どもの「みんな持っているよ。持ってないのは私だけ。持ってないと仲間外れにされる」なんて言葉には、とぉ~っても弱いわけでして……。子ども達にとっても、友達関係を補完する役割を携帯電話が担っているということでしょう。
今回の改正案は、罰則規定は盛り込まれない努力規定だし、保護者の裁量権もかなり認められているということです。つまり、実効性に乏しいと言われればそれまで……。
鶴来商工会青年部が主催する「鶴来っ子!あきんど道場」に参加している子ども達(小学5・6年生)の中にも、携帯電話を持っている子が何人もいました。その子たちが、アダルトサイトや出会い系サイトなどの有害サイトにアクセスしているとは思えませんし、親御さんはフィルタリングなどの制限をしたり、各家庭での約束事を決めた上で、子ども達に携帯電話を持たせていることと思います。
今回県側も、有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングを解除する場合には、保護者が事業者に書面を提出するなどの規制強化を盛り込んだ改正案を提出しており、こちらは全会一致で可決の見通しだそうです。
どちらの改正案も、来年の1月1日に施行されるそうで、今後、どのような場面でどのような影響が出るのかは、私には想像できません。きっと色々な反響や、良い面悪い面での影響も出てくるでしょう。
持たせるにしろ、持たせないにしろ、親が、先生が、地域の大人たちが、子供達の健全な育成の為には、どうしたらよいかについて、真剣に充分な議論をしていかなければならないのではないかと思います。
現状に対する問題提起という側面では、この改正案の持つ意義は小さくはないだろうし、一石を投じたことに間違いはありません。ただ、罰則のない努力規定で、「……その他特別な目的を除き……」と明記されている以上、その解釈をそれぞれの親がしなければならないわけですから、親自身が、現在の携帯電話やインターネットの現状を理解し、子ども達とどのようにつき合わせていくか、しっかりと勉強し伝えていかなければならないでしょう。
ちなみに私の場合は、子ども達には中学校を卒業するまでは、個人の携帯電話は持たせないつもりです。高校生になって、自分にとってどういう理由で必要で、どのようにして活用するかという論文を提出させた上で、ルールを定めて子ども達に与えようと思っています。まぁ、その頃には携帯電話というツール自体が、全く別の物に取って代わられているかもしれません……。
今日は、青年会議所の6月公開例会に出席してきます。会に先立って、「45年生まれの会(名称未定)」の総会も開かれます。来年の卒業に向けて、1年半の取り組みが始まるわけです。今日も電車とバスを乗り継いで行ってきま~す。
最後までお読み頂きありがとうございました。 コメントお待ちしております。
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宮本全青連会長を筆頭に、森会長ひいては石川県青連全体を包む活気というかエネルギーには正直見習うものが多々あると痛感しております。ブログやHPを拝見しているだけですが、非常にビジネス色の強い魅力ある活動をされていると感じますし、やはり見習うべき所は、積極的に自分たちにも取り込んでいきたいと思います。是非、もっと詳しくその内容や取組みについてのお話をお聞きしたくて、今度の北陸三県の会議は非常に心待ちしております。
私事ですが、酒屋(小売)を営んでおりまして、石川県や富山県をふくめた北陸のお酒には全国に胸をはって提供できる品質と美味しさがあると自負しています。そんな三つの県の大切な繋がりを強め、内外に発信ができることを皆さんと共に頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。それでは来週に!
なぜそうなったのか。それは自分の責任を自分でとれない。自分がそうすることでどういう事が起きうる可能性があるのかを想像できない人間が増えてきているからだと思います。
シートベルトはした方がいいのか、ヘルメットはかぶった方がいいのか、子供は携帯電話をもった方がいいのか、これらの事を自分で判断する事を放棄し、国が規制する社会。
自由の裏側には責任があります。その責任をとれない人間が増えてきているから、法律によって自由が規制されることになります。
このまま進んでいくと、我々は非常に規制された社会の中で自由を制限されながら生きていく事になります。今、日本は間違いなくこの方向に向かっています。
「まわりが安全を保障してくれるかわりに個人の自由が制限される社会」と「個人が自由に生きれる代わり、責任やリスクは自分で負わなければいけない社会」と皆さんはどちらがいいと思いますか。
以上が答えになっていない私の答えですが、
敢えて言うなら「子供に携帯を持たせるかどうかはそれぞれの親が判断しろ、そんなことを条例で決めるな!」てことですw
来週はしっかりと学ばせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
とっても楽しみにしています♪
自由と責任と規制と不自由、なんだか納得のいかないことが多いことは事実だと思います。
間違った自由を教育してきたことに、その根本はあると私は思っていますが、その教育を受けてきた戦後の親の世代、自分も含めて、何が正しくて、何が間違いで、どうすればよいのかという判断を他者に委ねたいのかもしれません。
私は昨日の夜回り先生の講演を聴いて、子供たちを守る為に、少なくとも中学卒業までは携帯電話を与えないでおこうと決意を新たにしました。高校卒業まででもいいかと思ったくらいです。
携帯電話を持つことについて、しっかりとした理由と活用方法を親に伝えることが出来るほどに子供たちが成長していれば、その時が携帯電話を与える時かもしれません。