世の中には、ノーコンティニュークリア…
コンティニュー無しで全面クリアすることをを美学とする風潮があり、
コンティニューをすると、真のエンディングが見られなかったり、
逆にノーコンティニューだと、別の特典があったりしますね。
実際のところ、そういうものの数は結構あると思いますが、
パッと思いつくのが、「沙羅曼蛇」とか「怒首領蜂」とか、
なんだか古い上に「夜露死苦」と言わんばかりのゲームばかり思い浮かんでしまうのが、
昔の人間なM・吉田です。
ともあれ、そんなノーコンティニューの美学は、
言うは易し、行うは難しであり、相当ゲームがうまくないと、
なかなか実行できないものです。
そこで、「ちょっとの練習」で、あなたも出来るようになるかも知れない、
有名ゲームの、ノーコンティニュークリアへの挑戦を提示します。
そのゲームとは、
スーパーマリオブラザーズ。
あ、今、鼻で笑いましたね?
そんなの、やるまでもなく楽勝と思いましたね?
果たしてそうかなッ!?
このノーコンティニュークリアは、
もちろん、マリオシリーズで毎回出来るようになってしまっている、
「無限1UP」なんて
ダサい真似は無しで挑戦ですよ。
そして、
もちろんワープなし。
さらに言うならば、各ステージ中の、
土管や豆の木でのワープも無し。
ふっ、こいつはまさに、ピュアプレイの領域だぜ…。
あっ、それでも楽勝だと思いましたね?
いやいや、意外と穴に落ちちゃいますぜ。
初代マリオは、あとの作品と比べ、思ったより空中操作が効かないので、
今にしてやると、意外と厳しいもんですよ。
特に、
踏んだ後の跳ね返りが少ない。
パタパタを踏みつけて穴を渡る、なんて高等テクニックですよ!
むしろ、パタパタ(緑)は凶悪な敵の部類。
2匹連続で飛んできたら、ある意味、ハンマーブロスより危険とも言えるッ…!
1匹踏む→2匹目踏めない、もしくは、
2匹踏む→着地に振り向いてきたノコノコの体当たりを食らう、
などという事態に引っかかった日にはもう、
「あれ?俺ってスーマリ楽勝なはずじゃ…」と自信喪失級。
ファイアマリオでいられる間は良いが、
ファイアマリオでなくなった瞬間、
とてつもない不安感で一杯満杯。
というか、
2-3の飛んでくるプクプクがかなりプレッシャーになるもんですぜ。
ファイアボールははほぼ無効、
あらぬ角度から、走行中に、ジャンプ中に、着地際に飛んでくるプクプク。
恐るべきヒットマン…!
そんなわけで、このプレイでは、いつも無視していたであろう、
コインの回収による1UPの重要性が増してくる。
しかし、アスレチック面などでコインを回収しようとしたら、
うっかり穴に落ちて死亡→ちびマリオ→キラーに当たって死亡、
などというニアミスの連鎖も発生したり。
ニアミス、ニアミス、とは言えども、
回数が重なると、
それはニアミスではないという事実に気づくはず。
1面1面は対したこと無くても、8ワールド32面を突破しようとしたら、
コインの回収による残機の確保と、長時間プレイになってしまう集中力低下を含め、
一発クリアは(たぶん)難しいハズ…!
もちろん、1UPキノコという素晴らしいアイテムがあるおかげで、
ある程度はコインを回収しなくて済むでしょう。
1-1に1個、1-2に1個…
だがあとは覚えているかッ!?
おっと、
攻略サイトを見るなッ!
3-1のは覚えているかも知れない。
しかし、それ以後はどうか。
意外なミスの発生→残機の減少→コインが欲しくなる…
こういったときに、前述のプレイ条件「土管・豆の木ワープ無し」が効いてくる。
コインがまとまって手に入る機会が少ないのだ。
しかし、この土管や豆の木を使わないと言うのは意味があり…
1-2のワープを使う、土管があったら ↓ を押してみる、などというのが、
スーパーマリオのプレイの通例となっていると予測できる。
そうなると、
スーパーマリオの、地上を全部走破した記憶は、あんまりないんじゃないか?
という仮定がここにあり、ある意味、「珍しい/未知のステージを体験する」という意味も、
このピュアプレイには含まれていたりする。
普段通らないルートを通るのは、なかなか新鮮、
とりあえず初回は新鮮さか、懐かしさでいっぱいであろう。たぶん。
まとめ。
スーパーマリオのノーコンティニュー・ピュアプレイの条件は以下。
- 無限1UPなし
- ワープゾーンを使わない
- 土管や豆の木を使わない(クリア必須の土管を除く)
あなたがマリオの攻略サイトを立ち上げたり、YouTubeに動画を流すような名人でなく、
ましてアクションゲームの達人でも無いと言う人であれば、
この「スーパーマリオ・ノーコンティニュー・ピュアプレイ」、
一度挑戦してみて欲しい…!
Wiiのバーチャルコンソールで500円。
モノは試しでいかがでしょうか。