M・吉田のブログ

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音声認識(時効ネタ)

2006-05-04 23:58:00 | ピュアでもない日々
もう時効だと思うので、ちょっぴりネタバレを含む話題です。
ご注意を。

音声認識についての記事を読んで思ったのですが、
音声認識って、技術自体は面白いものだと思うんですよね。


ただまあ、実際に、まともに認識させようと思うと難しいわけですよね。
それこそ、脳を鍛える教授のゲームみたいに、決まったワードのみの認識であれば、
なんとかなるものですが。

それでも、滑舌(*1)が悪かったり、同じ母音が続く語だと、音ごとに切らないと認識しにくいなど、
まだまだ難しい部分があります。

「脳を鍛える~」は、ゲームの目的が、
他ソフトと異なる特殊なものであるので、それでも良いのだと思いますが、
しかし、一般的なゲームでは、音声認識は、ゲーム上必須の操作としては、
目新しさ、珍しさによる楽しさを得ることは出来ても、快適な操作とは程遠い段階なんですよね。

OPERATOR'S SIDEなど、音声認識を積極的に取り入れた意欲的なゲームもありましたが、
『音声認識という操作方法である意義』は、珍しく、新鮮であることだけ、と言えばそれまでなので、
やはりまだまだ、その操作は快適なものではないかと思います(3年前のゲームですが)。


ゲームにしろ、実用ソフトにしろ、もっと研究が進んで…
…それには、PDAの登場からDSの登場までの期間がかかるかも知れませんが…
我々がパソコンやモバイル機器にから、快適に音声入力が出来るようになったとき、
初めてそれが「快適な操作」として成立するゲームが生まれるのではないかな、と思います。

先に挙げたOPERATOR'S~にしろ、他のゲームにしろ、
新しい試みとしてリリースされたゲームは、その技術が向上されたときに、
是非とも、そのときこそ、リメイクバージョンなどのリリースに期待したいところです。



さて、「音声認識」といって忘れてはならないのが、
初代(?)音声認識ゲームである「シーマン」ですよね。

「なんだこりゃ!?」という意味不明な魅力で、多くのユーザーの注目を引き、
ドリームキャストというハードを語る上では決して欠かすことのできない一本です。
インパクトありました。

このゲームもまた、前述した音声認識の難もあるのですが、それを補うためか(?)、
説明書を見るや、「シーマンはあまりかしこくないので、難しい言葉は~」云々と書いてあり、
なかなかオブラートに包んだ言葉で、音声認識の難を、うまいこと理屈づけして説明していました。
初の音声認識ゲームでしたが、世界を損なわないような、凝った造りだったなあ、と記憶しています。

このように、注目度や、製作者側の意欲度は高かった割に、
リリースされたハードが「ドリームキャスト」であったために、
販売本数は頭打ち状態となってしまったのですが。

その数年後に、プレステ2でリリースされましたが、完全に熱が冷めた後だったので、
なんとも不本意な結果に終わったゲームであるかなあと思います。



そんな「シーマン」、
おそらく知らない方は


シーマンを育成する以外に何の目的も無く、隠々滅々とシーマンに語りかけるだけのゲーム


という認識の方もいらっしゃるかと思いますが、いやいやいや。
陰鬱とした空気が延々と続いていくかと思われるこのゲームですが…



シーマンってクリアがあるんですよね、実は。

いや、クリアがあるどころかエンディング(?)とかスタッフロールまであるんですよね。

初めて見た時は、その事実に驚愕でした。
エンドレスゲームだとばかり思っていただけに。


もし、その存在を知らなかったら、
そして、この記事を見て興味を引かれたらば、
さあ、あなたも、今だからこそ、シーマンの育成にトライしましょう!

後悔しない程度に、そのレッツプレイ・シーマン!





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*1:「滑舌」って言葉は一発変換できず、たぶん皆さんお使いのパソコンでも変換できないかもしれませんが、
  その理由はこういうことらしいですね。
  いわゆる業界用語なんですねえ。これ。

  「業界用語」なのに一般に浸透しているっていうのは、ワイハだとかジャーマネみたいなもんでしょうか。


コメント (3)
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