IT・技術開発その他いろいろ活用ブログ

ITや製品開発、その他役に立つかどうかは別にして、各種紹介や個人的な考え方、その他話題をつづって行きたいと思っています。

500年後の皆様へ-79 品質問題と風桶

2018年07月30日 | 問題解決
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西暦2018年・日本暦平成30年7月30日月曜日

風桶とは風が吹けば桶屋が儲かると言うことわざの事
で、因果関係の複雑化を示しています。知っていると
は思いますが、
大風で土ぼこりが立つ、土ぼこりが目に入り盲人が増
える、盲人は三味線を買う(昔の盲人に多かった?)、
三味線に使う猫皮が必要でネコが殺される、ネコが減
るとネズミが増える、ネズミは桶をかじる、桶が売れ
るようになり桶屋が儲かる。
と言う長い諺です。

実は品質でも因果関係が複雑な場合があります。それ
は特に部品が多かったり、構造や機能、システムが複
雑な場合によくみられます。

1本のネジが不良だったときに、それによって制御装置
筐体の振動が増える→電子基板の振動が増幅→電子部
品のはんだづけにひびが入る(元々ハンダにその要素
が潜在していた)→接触不良→電子装置の誤動作→ソ
フトウェアのある機能が動作したときに時たま不具合
が生じる。なんてことも有り得ます。

ネジと電子装置の誤動作が関係あるとは普通思えませ
んが、実際の製品では充分考えられることで、他の要
因でも風桶パターンは結構あるものです。

どんな小さな機能、部品でも与えられた役目、使命は
果たせるように作る必要があるのはこう言う例で分か
ると思います。


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