SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

不眠症のための音楽

2022-10-04 22:30:00 | 日記
昨夜はほとんど
眠れずじまいでしたが
昼寝もせずに
過ごすことができました。



   ✨✨✨✨✨

「ゴルトベルク変奏曲」
(チェンバロ協奏曲)


「不眠症に悩む伯爵が
寝付くまでの曲」と
依頼されました。

バッハが作曲して
弟子のゴルトベルクが
毎夜、伯爵の寝室の
隣の部屋で奏でた
というエピソードが、
バッハの評伝に
掲載されています。

この曲名は通称で
正式なタイトルは
「アリアと種々の変奏」

最初に出てくる
美しいメロディー(アリア)
の楽譜です。



このアリアが最初と最後に
演奏されますが、
その間にアリアの32音の
低音主題に基づいて
30の変奏を展開します。
又、3の倍数の変奏は
カノンになっているのです。

素晴らしいアイディアに
満ちていて
トッカ―タ風、
ク―ラント風、
サラバンド風、フ―ガなど。
さまざまな変化に富んでいて
かえって目が冴えてしまう
ほどの凄さです。

第16変奏は「序曲」で
後半の始まりになりますが
第15・21・25変奏は
ト短調、
あとはアリアと同じ
ト長調です。

   ✨✨✨✨✨

この変奏曲は
カナダのピアニスト、
グレン・グ―ルドが
1956年に録音しましたが
チェンバロ曲を
ピアノの超絶技巧で演奏し
全米ヒットチャートで
一位を獲得しました。
演奏時間はおよそ85分

長いのでグレン・グ―ルドの
アリアのみです。
(2’59”)